【POG】兄は現役重賞ウィナー!アルカサルが勝利…中山新馬

12月12日(土)、5回中山3日目5Rで 2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、田辺裕信騎手騎乗の2番人気・アルカサル(牡2、美浦・大竹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.6(良)。

2着にはクビ差で3番人気・マヤノピナクル(牡2、美浦・牧厩舎)、3着には2馬身半差で5番人気・スイートメモリーズ(牝2、美浦・中川厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたポンテファブリチオ(牡2、美浦・鹿戸雄厩舎)は4着に敗れた。

人気の一角であったサンクロワは発走直前に、馬体に故障を発症したため13頭で行われたこのレース。バラついたスタートから飛び出たのはポンテファブリチオとコスモリンクスの5枠2頭。そこにウインラングロワが絡んでいき3頭が先行集団を形成。そのあとをマヤノピナクル、スイートメモリーズらが続く展開となった。
向こう正面中間を過ぎた辺りでアルカサルが押して先行集団に取り付くと、3、4コーナー中間で後方各馬も追い出し始め一気にペースが上がり、直線を迎える。
前は内ポンテファブリチオ、中アルカサル、外マヤノピナクルの3頭が並ぶ。そこからポンテファブリチオが早々と脱落し、ドリームジャーニー産駒2頭の叩き合いになり、ゴール前でクビの差抜けたアルカサルが1着でゴールした。

勝ったアルカサルは、新種牡馬ドリームジャーニーの産駒で、7頭目の勝ち上がり。兄に今年のエルムSを勝ったジェベルムーサを持つが、本馬は芝でのデビュー勝ちとなった。
馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「城塞都市アビラの城門の名前」。

1着 アルカサル(田辺騎手)
「今日は交わされる感じがしませんでした。芝で勝ちましたが、いろんな可能性がありそうです。まだ緩さがあるなかでこの内容ですから、大したものですよ」

2着 マヤノピナクル(三浦騎手)
「競馬が上手な馬ですね。道中は子供っぽいところを見せてハミを抜いたり取ったりしていましたが、フットワークが良いですし坂を上がってからも伸びてくれました。良い走りでしたよ」

3着 スイートメモリーズ(柴山騎手)
「性格が良いですし、競馬が上手な馬ですね。これから更に良くなってきそうです」

4着 ポンテファブリチオ(横山典騎手)
「調教で良い感触を掴んでいましたが、今日は初めてのレースで気を遣ったのかゲートでもウルさいところを見せました。調教の良さが出ませんでしたね。こんな馬ではありませんし、レース慣れしてくれば違うと思います」

5着 ローレルジャック(松岡騎手)
「気性面で難しいところがあって前半は行けませんが、終いは良い脚を使ってくれました。能力がありますし、使いながら良くなると思います」

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アルカサル
(牡2、美浦・大竹厩舎)
父:ドリームジャーニー
母:アビラ
母父:Rock of Gibraltar

アルカサル

アルカサル

アルカサル


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