【有馬記念】ラブリーデイ池江師「最後はいい結果で締めたい」

23日、日曜中山10レース・有馬記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

ジャパンC3着からの巻き返しを狙うラブリーデイ(牡5、栗東・池江寿厩舎)は、助手を背にCWで4F54.3-39.4-12.6秒をマーク。今年10戦目、秋は4走目となるが、最後は強めに追っての調整となった。

僚馬のトーセンレーヴ(牡7、栗東・池江寿厩舎)は連闘のため軽めの調整、オーシャンブルー(牡7、栗東・池江寿厩舎)は助手を背にCWで余力を残しながら55.4-40.3-12.5秒をマークした。

ラブリーデイらを管理する池江泰寿調教師の一問一答は以下の通り。

ラブリーデイ

●距離が延びても中山コースなら

-:ラブリーデイについて池江泰寿調教師にお話をうかがいます。今日の追い切りの動きは先生から見ていかがでしたか。

池江泰寿調教師:いい感じでしたね。

-:CWでの追い切りでしたが、自信を持って送り出せるという状態と見てよろしいでしょうか。

池:その通りです。

-:前走のジャパンCは強い内容だったと思うのですが、振り返っていただきたいと思います。

池:そうですね、内容的には1番強い競馬をしたのではないかなと思います。

-:本当に惜しくて、あとわずかというところでしたが。

池:残念でしたけれども、3着でしたが着差はそんなになかったので、よくがんばってくれたなと思いました。

池江泰寿調教師

-:この中間というのは、どうだったのでしょうか。

池:疲労も速やかに取れて、いつも通り乗り出しも早かったですから、丈夫な馬ですね。

-:今年10戦目になります。陣営の方々も工夫されてつかってこられたと思います。そのあたりはいかがでしょう。

池:担当の山本くんのケアと、短期放牧でのノーザンファームしがらきのスタッフのケアと、一生懸命やってきたおかげでこれだけレースに使えてきたのだと思います

-:そんな中で今回の中山2500メートルという舞台設定というのはラブリーデイにとっていかがでしょうか。

池:距離が長いので、その辺でしょうね。

-:東京2400から中山2500にかわるのですが、その辺のコースが変わるというところはいかがでしょうか。

池:左回りが苦手なタイプではないですけれども、右回りのほうがよりいいので、その点は100メートルのびるんですけれどもコースが変わることは歓迎ですね。

-:今年重賞7勝という記録もかかっていますが、そのあたりについては。

池:そうですね、最後がんばってほしいですね。

-:ファン投票も2位に選ばれました。ラブリーデイを応援してくださるファンの皆さんに一言メッセージをお願いします。

池:去年はファン投票圏外から今年2位と、これだけ投票していただいてほんとうにありがたいと思っておりますし、なんとか皆さんの期待に応えて、最後はいい結果で締めたいと思っています。是非応援よろしくお願いします。

オーシャンブルー

●計算された連闘、かつて好走した大舞台で

-:では、トーセンレーヴとオーシャンブルーにつきましても一言伺いたいのですけれども、トーセンレーヴは連闘で有馬記念ということになります。抱負をお願いします。

池:2週前に登録した時点で賞金が不足していたので、勝てば賞金が加算されて出走できるという計算のもと、ディセンバーSを使いました。先週きっちり勝ってくれたのでなんとか出走できるようになったということもはじめからの計算どおりなので、連闘とはいえ計算して調整して、レースでも疲れが残らないようにしてもらいました。

-:オーシャンブルーについても一言お願いします。

池:3年前はあわやというところの2着だったのですけれども、やはり年齢的なもので体力も記録もあの年ほどのものはないのですけれども、なんとか3年前の当時のことを思い出して、激走してくれないかなとは思っていますし、今年の中では体調的にはいいのでひそかに期待はしております。