【小倉大賞典】内をすくったアルバートドッグが嬉しい重賞初制覇!

2月21日(日)、1回小倉4日目11Rで第50回小倉大賞典(G3)(芝1800m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の2番人気・アルバートドック(牡4、栗東・松田博厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:46.7(良)。

2着にはアタマ差で6番人気・ダコール(牡8、栗東・中竹厩舎)、3着には半馬身差で5番人気・ネオリアリズム(牡5、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたマイネルフロスト(牡5、美浦・高木登厩舎)は10着に敗れた。

50回の節目にふさわしく、JRA全10場重賞制覇を狙う蛯名騎手や久しぶりの冬の小倉参戦となった岩田騎手の名前もあって、例年以上の盛り上がりを見せた今年の小倉大賞典。レースを引っ張ったのはスマートオリオンで、2番手にテイエムタイホー、2馬身ほど離れてタマモベストプレイ、コスモソーンパーク、ケイティープライド、レッドアリオン、ハピネスダンサー、メドウラークらがひしめき合うように追走。スタートで行き脚が付かなかったマイネルフロストは向こう正面半ばで徐々にポジションをアップ。一方でアルバートドック、ダコールは後方2~3番手からジックリと脚を溜める。
3コーナーでは先団に取り付いたマイネルフロストだったが、後方の各馬も一気に前へ押し寄せて団子状態で直線へ。他馬の目標となってしまったマイネルフロストは早々に後退し、レッドアリオン、ネオリアリズムが抜け出しを図る。しかし内を突いたケイティープライド、アルバートドック、外からダコールの3頭が一気に前を捕らえ、混戦となったゴール前では最内のアルバートドックがダコールをアタマ差抑え、4度目の重賞挑戦で嬉しい重賞初Vとなった。

勝ったアルバートドックは、昨春の毎日杯、京都新聞杯で僅差の接戦を演じながら賞金を上積みすることが出来ず、春のクラシックは無縁。ダービー前日の白百合Sを勝って秋は菊花賞に出走するも12着と大敗。その後オープン特別を2走してともに3着と歯がゆい競馬が続いていたが、今年初戦となったこのレースをひと皮剥けた競馬で差し切り勝ち。今後に勢いを付けるとともに、今月いっぱいで定年を迎える松田博資調教師へ餞の勝利となった。
馬主は株式会社G1レーシング、生産者は白老町の(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「イギリス港湾都市リバプールにあるウォーターフロント地区」。

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アルバートドック
(牡4、栗東・松田博厩舎)
父:ディープインパクト
母:ゴールデンドックエー
母父:Unusual Heat
通算成績:13戦4勝
重賞勝利:
16年小倉大賞典(G3)

アルバートドック

アルバートドック

アルバートドック

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