【フローラS】テンションがカギのゲッカコウ「上手くガマンが出来れば」

20日、フローラS(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、フラワーC2着のゲッカコウ(牝3、美浦・高橋博厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F55.0-40.6-26.9-13.3秒をマークした。

【高橋義博調教師のコメント】
「前走は抜け出すのに戸惑ったかと思いますが、ずっと内でガマンして走れましたし収穫はあったと思います。体はほとんど出来ていますし、この中間はテンションを上げずに過ごすことに一番重きを置いています。今日の追い切りはあまり行かない方針でした。時計は少し速いかと思いましたが、想定内です。

血統的に距離はもつと思いますが、テンションを抑えられるかどうかがカギになると思います。東京2000は百日草特別で経験していますが、そのときと同じ形の競馬では良くないと思っていますし、前走のように上手くガマンが出来ればと思っています。一瞬の切れる脚ではありませんが、終いに長い脚を使えるところがこの馬の良さかと思っています。ここで結果を出して本番に向かいたいと思っています」

ゲッカコウ


前走、3歳500万下(3/26・中山・芝1800)1着のビッシュ(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.5-54.8-40.5-12.8秒をマークした。

【鹿戸雄一調教師のコメント】
「前走は、道中それほど手応えが良かったわけではありませんが、最後に良い脚を使って差してくれましたし強かったですね。前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出して、向こうで調整をしてレース10日前に戻ってきました。若干体も増えていたので、日曜日に速いところをやりました。ここまで順調に進んでいます。

ジョッキーの話では、東京の方が乗りやすいのではないかということですし、コース替わりは問題ないと思います。折り合いも問題ないタイプなので、距離延長は良いと思います。デビューは遅れましたが、競馬を使ってからは能力の違いで勝っています。本物だと思っていますし、ここでも良い競馬をしてくれればと思っています」

ビッシュ