【京都新聞杯】切れ者オーディン 出世レースからでダービー狙う!

4日、京都新聞杯(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

東スポ杯2歳S、毎日杯を制したスマートオーディン(牡3、栗東・松田国厩舎)は、助手を背にCWコースで6F79.7-64.7-50.6-37.5-12.1秒という好時計。ダイワプロパー(古馬1000万下)と併せ、1秒追走の形だったが、直線で気合を付けられると矢のような伸びを見せ、ゴールでは逆に1秒先着し、全体時計も6F80秒を切っていながら終いを12.1秒でまとめる文句なしの動きを見せた。

この動きには管理する松田国英調教師も「先週のCウッドでラストを11秒台のラップを連続して走らせていますからね。今週は前に馬を置いて馬なりでやりました。うまく仕上がってきていますよ」と目尻を下げた。

昨秋の東スポ杯2歳Sを上がり3F32.9秒という極上の切れ味で快勝。今季初戦の共同通信杯は休み明けで折り合いを欠いたことと、やや太め残りだったことも堪えたのか6着と伸びあぐねる結果だったが、マイナス10キロと馬体も絞れた前走の毎日杯では、初コンビだった戸崎圭太騎手を背に自己最速を更新する上がり32.7秒をマークして快勝。世代屈指の切れ者ということをアピールした。

「コーナー4つの競馬になりますし、ダービーを見据える意味でも1~2角を上手に回ってこられるかを確認したいですね」と今回の課題を挙げた師だが、この京都新聞杯は00年アグネスフライト、13年キズナがここからダービーで優勝、12年トーセンホマレボシ、15年サトノラーゼンがそれぞれ3着、2着と勝ち馬が本番で好走している。東上最終便のここを勝ってダービーに挑みたいところだ。

スマートオーディン

スマートオーディンはCWで併せ馬を行い好時計をマーク


スマートオーディン

終いの伸びも文句なし。ダービーに向けて最後の刺客になりうる存在だ