【NHKマイルC】これが2歳女王の底力 メジャーエンブレムがG1・2勝目!

5月8日(日)、2回東京6日目11Rで第21回NHKマイルC(G1)(芝1600m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の1番人気・メジャーエンブレム(牝3、美浦・田村厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:32.8(良)。

2着には3/4馬身差で2番人気・ロードクエスト(牡3、美浦・小島茂厩舎)、3着にはクビ差で12番人気・レインボーライン(牡3、栗東・浅見厩舎)が続いて入線した。

注目された先陣争いはメジャーエンブレムが敢然とハナへ。シゲルノコギリザメは2番手に控え、シュウジ、アーバンキッドと内枠勢が好位を固める。トライアルの覇者ダンツプリウスは先行勢を見る形、イモータルはその直後、レインボーラインはちょうど中団の外で、トウショウドラフタは後方5番手、ロードクエストさらに後ろで直線勝負にかける。
直線に入るとメジャーエンブレムを追い掛けたシゲルノコギリザメは失速。メジャーエンブレムは馬場の内で楽な手応えのまま坂を駆け上がる。残り1ハロンでリードは2馬身。シュウジ、アーバンキッド、ブランボヌールらが懸命に差を詰めようとするが、なかなか詰まらず、それらに代わって大外からグングン伸びてきたのがロードクエスト。その差はみるみる縮まって一騎討ちの様相となるが、メジャーエンブレムがリードを守り切ってトップでゴール。2走前にベストパフォーマンスを示した舞台で再び輝きを取り戻した。

勝ったメジャーエンブレムは昨年の阪神JFの覇者でG1・2勝目。今年初戦のクイーンCを破格のレコードタイムで圧勝。桜花賞では単勝1.5倍の圧倒的1番人気に支持されたが、控える競馬が裏目に出て4着とまさかの敗戦。次走はオークスではなく、クイーンC圧勝の舞台である東京マイルに定め、鮮やかな逃げ切り。強豪牡馬を蹴散らして2歳女王の威厳を見せた。
馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「偉大なる象徴」。

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メジャーエンブレム
(牝3、美浦・田村厩舎)
父:ダイワメジャー
母:キャッチータイトル
母父:オペラハウス
通算成績:7戦5勝
重賞勝利:
16年NHKマイルC(G1)
15年阪神JF(G1)
16年クイーンC(G3)

メジャーエンブレム

メジャーエンブレム

メジャーエンブレム

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