【エプソムC】末脚一閃! 圭太ルージュバックが復活を告げる差し切りV

6月12日(日)、3回東京4日目11Rで第33回エプソムC(G3)(芝1800m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・ルージュバック(牝4、美浦・大竹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:46.2(良)。

2着には2馬身半差で3番人気・フルーキー(牡6、栗東・角居厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・マイネルミラノ(牡6、美浦・相沢厩舎)が続いて入線した。

大方の予想通り、マイネルミラノがハナを奪い、ナカヤマナイト、アルマディヴァンが好位へ。ラングレーは5番手のイン、ロジチャリスはその直後で、アルバートドックとフルーキーは中団やや後ろからレースを進める。
馬群はやや縦長となり、軽快に逃げるマイネルミラノが後続を引き離して直線へ。ラチ沿いでラストスパートをかけたマイネルミラノがそのまま押し切るかと思われたところを外からルージュバックが次元の違う脚で猛追。アッという間にマイネルミラノを捕らえると、2馬身半差を付けて1年4カ月ぶりのVゴールとなった。

勝ったルージュバックは、デビューからきさらぎ賞まで無傷の3連勝。牝馬クラシック戦線の最有力候補に挙げられていたが、桜花賞では9着と大敗。続くオークスでは2着と巻き返したが、3連勝をマークした当時の切れ味が影を潜めていた。年が明けて中山牝馬Sで2着、前走のヴィクトリアMでは適距離とはいえないマイル戦でも5着と復調気配を見せ、1ハロン延びたこのエプソムCで牡馬を一蹴。22年ぶりとなる牝馬のエプソムC制覇を果たし、高らかに復活をアピールした。

馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「ブランデーをジンジャーエールで割ったカクテル名。母名より連想」。

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ルージュバック
(牝4、美浦・大竹厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:ジンジャーパンチ
母父:Awesome Again
通算成績:10戦4勝
重賞勝利:
16年エプソムC(G3)
15年きさらぎ賞(G3)

ルージュバック

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