大逃げを打った人気薄エーシンマックスがまんまと逃げ切る…佐渡S

エーシンマックス

7月30日(土)、2回新潟1日目11Rで佐渡S(芝2000m)が行なわれ、石橋脩騎手騎乗の6番人気・エーシンマックス(牡6、栗東・西園厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:59.1(良)。

2着には1馬身差で1番人気・ナスノセイカン(牡4、美浦・矢野英厩舎)、3着には1馬身1/4差で2番人気・マローブルー(牝5、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。

五分のスタートからハナを切ったのはエーシンマックス。ロジメジャー、マローブルー辺りが先行集団を形成。カレンリスベットはちょうど中団で、人気のナスノセイカン、ディスキーダンスが並んで追走。シャドウウィザードは後方2番手からの競馬となった。3コーナー過ぎから逃げるエーシンマックスが大逃げを打つ。後続がついてこないと見るや、徐々にリードを広げ7~8馬身の差を保ったまま4角を回る。
エーシンマックスが逃げるが、その差は残り400mでまだ5馬身。ナスノセイカンとカレンリスベットが並んで2番手から前を追う。さらにその外からはマローブルー。しかし、逃げるエーシンマックスとの差はなかなか詰まらない。ナスノセイカンが懸命に追い込んでくるものの、エーシンマックスは最後まで影を踏ませず1馬身の差を保ってまんまと逃げ切った。

勝ったエーシンマックスは凱旋門賞馬・ダラカニ産駒の外国産馬で、近親にダービー馬のエイシンフラッシュがいる血統。一昨年の秋に1600万下に上がってからは今一つの競馬が続いていて、5走前には障害戦にも出走するなど試行錯誤のレースが続いていた。1年半ぶりのレースだった前走のジューンSは0.6秒差の6着とまずまずの競馬を見せており、一叩きされて約2年ぶりの勝利を飾った形だ。
馬主は株式会社栄進堂、生産者は英のNewsellsPark Stud。馬名の意味由来は「冠名+最高点に達すること」。

1着 エーシンマックス(石橋脩騎手)
「思っていた以上に上手くいきました。他に主張する馬がいれば番手でもいいと思っていましたが、周りが行かせてくれましたからね。モマれなければ走る馬です。自分としてはちょうど良いペースだと思っていましたが、後ろが離れていました。直線でもしっかり反応してくれましたよ。上手くいったことはありますが、馬の力もありますよ」

2着 ナスノセイカン(丸山騎手)
「競馬の形は完璧でしたし上手くいきましたが、今日は開幕週で逃げ馬に上手く残られてしまいました。今は馬が充実していますね」

3着 マローブルー(戸崎圭騎手)
「他がみんなもっと行くかと思っていましたが、みんな大事に乗っていて思っていた展開と違いました。スローペースにハマッてしまいました」

4着 シルクドリーマー(柴田大騎手)
「1400を使われてきて2000に延びましたが、上手くポケットで脚を溜められました。その分、追い出してからもしっかり反応してくれました。これまでと違う形の競馬が出来たことは良かったと思います」

5着 カレンリスベット(蛯名騎手)
「トモに若干疲れが残っていたかもしれません。ここ何戦か頑張って走ってくれていましたからね。これから少しずつ良くなっていけば、と思います」

佐渡Sの結果・払戻金はコチラ⇒

エーシンマックス
(牡6、栗東・西園厩舎)
父:Dalakhani
母:Midnight Angel
母父:Acatenango
通算成績:26戦5勝

エーシンマックス

エーシンマックス


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。