【秋華賞】ビッシュは万全の状態 圭太「自信を持って乗せていただきます」

ビッシュ

12日、秋華賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、紫苑S1着のビッシュ(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)は、戸崎圭太騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.3-52.9-39.3-13.4秒をマークした。

【鹿戸雄一調教師のコメント】
「日曜日にもやっていますし、今日は最後だけキッチリ併せて馬にやる気を出させる内容でやりました。前走後も順調にきています。体に弱いところがあってデビューが遅れましたが、小さい頃から良い馬だと思っていましたからね。時間はかかりましたが、新馬勝ち出来て良かったです。オークスの頃は体の維持が大変でしたが、よく頑張ってくれました。オークス後はオーナーサイドと相談して、紫苑S一本で調整を進めることにしました。牧場で休ませてから良い状態で厩舎に戻ってきましたし、紫苑Sはやれるだろうと思っていました。

戸崎騎手は一流ジョッキーですし、強気な競馬をしてほしいというくらいで特に何か言うことはありません。元々穏やかなタイプで乗り手の言うこともききますし、この中間でも精神面に大きな変わりはありません。関西圏への輸送は初めてですが、これまでトレセンと牧場の間を何度も行き来していますし、大丈夫だろうと信じています。今回は京都内回りの2000という条件ですが、同じような感じの中山2000でも走っていますし今回も上手く立ち回れると思っています。あまりモマれると良くないかと思うので、出来れば真ん中くらいの枠が欲しいですね。万全の体調で送り出せそうですし、今回も良いレースを期待しています」

【戸崎圭太騎手のコメント】
「今日の追い切りは、追い出してからの手応えも十分ありました。先週日曜日もやれていますし、今日は調子を見る程度でいいと言われていたので感触だけ掴んできました。順調に来ているということは感じました。馬は元気でしたし、良い調子で終えることができました。前走は、初めて乗せていただいた追い切りのときから手応えを感じていましたし、乗りやすさもあったのでレースでも自信を持って乗れました。思った以上の走りを見せてくれたので僕も自信になりましたし、本番でも何ひとつ心配なく乗せていただけるなと感じました。

この馬を外から見ている側としては、体が小さいのでどんな感じの馬なのかなということと、センスの良い走りをしているなと感じていました。実際に乗せてもらって、体は小さいですけど全身で走ってあまり小ささを感じさせないフットワークでしたね。本番は、リズム良く行って最後に良い脚を使ってくれれば、という感じですね。G1でも好走しているように実力はあるので、しっかり騎乗したいと思います。前走も良いパフォーマンスを見せてくれましたし、調子も良いので自信を持って乗せていただきます。応援よろしくお願いいたします」