昨年のヴィクトリアMで3着 大穴演出の入ったミナレットが引退 繁殖入り

【エリザベス女王杯】秋の牝馬頂上決戦は大混戦!? 的中に繋がる勝利の因子を探れ！

提供：重賞攻略LAB
ミナレット

昨年のヴィクトリアマイルで18番人気の低評価ながら3着に入り、3連単2000万馬券を演出したミナレット(牝6、美浦・大和田厩舎)が12日、競走馬登録を抹消した。

同馬は2歳8月の新馬戦を14番人気で勝利。このレースは2着にも二桁人気馬が入線し、(2着同着)3連単史上最高配当となる2983万2950円の払い戻しを記録するなど、デビュー当初から「波乱」の二文字に縁がある馬であった。その後は大きな故障もなく、月1走ペースで走り続け、4歳12月のターコイズSを格上挑戦で勝利、オープン入りを果たす。

そして迎えたヴィクトリアマイル。このレースはG1初挑戦ということもあり、18頭立てでシンガリ人気の低評価であったが、この日が初コンビだった「元祖穴男」江田照男騎手のけれん味のない逃げで3着に入り、G1史上1位の高配当を演出した。その後はパラダイスS3着があるのみで、勝利を挙げることは出来なかったものの、2歳から6歳まで41戦を故障なく走り抜いた。なお、同馬は既に北海道浦河町のミルファームで繁殖入りしており、モンテロッソの仔を受胎している。

馬主は有限会社ミルファーム、生産者は新ひだか町のキヨタケ牧場。馬名の意味由来は「イスラム様式のモスクを取り囲む塔」。

  • ミナレット
  • (牝6、美浦・大和田厩舎)
  • 父：スズカマンボ
  • 母：ノワゼット
  • 母父：ウォーニング
  • 通算成績：41戦5勝