【皐月賞】軽快な逃走劇で一発の可能性あり!グラニット嶋田騎手に聞く意気込み

積極的なレース運びで一発を狙うグラニット

積極的なレース運びで一発を狙うグラニット


■皐月賞
グラニット(牡3、美浦・大和田厩舎)
嶋田純次騎手

——嶋田騎手はここまでグラニットに6戦騎乗されています。この馬の性格など特徴についてどのような印象をお持ちですか。

嶋田騎手(以下、嶋):根性がありますね。キツい競馬をしても最後まで頑張って脚を使ってくれますし、真面目な馬です。

——グラニットは昨年6月にデビューしましたが、変化を感じるところはありますか。

嶋:この馬には調教でもずっと乗せてもらっていますが、最初の頃はコーナーでポンポンと手前を替えていましたが、朝日杯の前辺りからそういうところがなくなって、芯が通って良くなったと思います。

——グラニットは調教の様子とレースの走りが繋がるところはありますか。

嶋:調教で気が良いときはゲートの中で怪しかったりすることもありますが、特に影響はありません。競馬に行くと問題なく走れるんですよね。返し馬では気が良くてグイグイ行くんですけど、競馬に行くと上手く抜けてフワフワとかからずに走ってくれます。

——4/12(水)の最終追い切りに騎乗されました。大和田先生からの指示、動きの評価をお願いします。

嶋:先生からは「あまりムリせずゆっくりゆっくりスピードを上げる感じで、直線ジワジワと差を詰めていくように」という指示を受けて、その通りの追い切りが出来ました。

風が強くて馬体が横に振られそうにもなりましたが、そういう状況のなかでもしっかり動けていました。気の良さも感じましたがそれは追い切りで走っているときだけで、それ以外では落ち着いていました。

——これまでグラニットに乗ったなかで、嶋田騎手にとってのベストレースはどれですか。

嶋:重賞のサウジアラビアロイヤルカップとスプリングステークスの2レースですね。重賞クラスの切れ味がある馬たちと戦う上で、この馬の持ち味を生かすにはあのような競馬が良いんだと感じました。

——皐月賞ではどのようなレースを。

嶋:この馬の競馬をするだけです。行くつもりでいます。

——嶋田騎手は一昨年アサマノイタズラで皐月賞に出走し、G1の舞台を初めて経験されました。そのときはいかがでしたか。

嶋:空気感が違いました。お客さんの熱気とか。ただアサマノイタズラはいつも乗せてもらっていた馬ですし、そこはG1でも他のレースでも変わらないなと思いました。初めて乗る馬ならいろいろ気にする点が出てくるかもしれませんが、グラニットもいつも乗せてもらっているので、不安なく臨めます。

——では最後に意気込みをお願いします。

嶋:大きな舞台でも僕に任せていただき、本当にありがたいです。あとはこの馬の競馬をするだけです。精一杯頑張ります。