【埼玉新聞栄冠賞】タイムズアローが直線楽々抜け出して重賞2勝目!

タイムズアロー

10月19日に浦和競馬場で行われた南関東重賞・第26回埼玉新聞栄冠賞(S3)(3歳上 混合 別定 1着賞金1200万円 ダート1900m)は西村栄喜騎手騎乗の2番人気・タイムズアロー(牡8、船橋・川島一厩舎)が優勝。勝ちタイムは2.02.2(稍重)。

2着に1馬身半差で3番人気・クラージュドール(牡6、船橋・川島一厩舎)、3着は半馬身差で4番人気・アウトジェネラル(牡6、大井・藤田輝厩舎)が入った。1番人気のベルゼブブ(牡3、浦和・小久智厩舎)は11着に敗れた。

スタートでベルゼブブが躓きながらもすぐに立て直してハナへ。並んでネオザウイナーが競りかけ、この2頭が先行。ケンブリッジナイス、タイムズアローとバラバラの展開で続き、人気の一角クラージュドールは中団、アウトジェネラルは後方3番手からの競馬で、先頭からシンガリまで20馬身ほどの縦長の展開に。3コーナーで早くもベルゼブブは一杯になり、変わってケンブリッジナイスが先頭に躍り出て直線へ。

ケンブリッジナイスが早め先頭に立つものの、外から一気に馬なりで交わしたのがタイムズアロー。残り200mを切って、西村騎手は後続との差を確認、追い出しにかかる。追いすがるクラージュドール、更に外からは後方で脚を溜めていたアウトジェネラルが突っ込んでくるが、最後まで1馬身半ほどのセーフティリードを保ってタイムズアローが先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったタイムズアローは中央で5勝を挙げ、オープンでも阿蘇Sで2着するなど活躍。昨年の6月に船橋に転厩し、初戦の短夜賞を快勝。今年2月の報知グランプリCで重賞初制覇を飾る。2走前のマーキュリーCでは中央馬相手に2着しており、地力の高さを見せつけていた。昨年のこのレースは3着に敗れていたが、見事にリベンジを果たした。なお、騎乗していた西村栄喜騎手にとって荒尾競馬から移籍後、嬉しい南関東重賞初制覇となった。
馬主は社台レースホース、生産者は白老町の社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「時の矢」。

【西村栄喜騎手のコメント】
「ハナにだけ行かないように、馬の気分を損ねないように乗りました。馬も折り合っていましたし、良い位置をとれました。最後は1頭になりましたが、ソラを使うこともなく最後までしっかり走ってくれました。今日も余力十分のレースでしたし、まだまだ頑張れると思います。荒尾から移籍して久しぶりにウィナーズサークルに立たせていただくことが出来、これも関係者・ファンの皆様のおかげだと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします」

  • タイムズアロー
  • (牡8、船橋・川島一厩舎)
  • 父:タイムパラドックス
  • 母:サンデーエイコーン
  • 母父:サンデーサイレンス
  • 通算成績:39戦8勝
  • 重賞勝利:
  • 16年埼玉新聞栄冠賞(S3)
  • 16年報知グランプリC(S3)

タイムズアロー
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タイムズアロー

鞍上の西村栄喜騎手にとって嬉しい南関重賞初制覇となった

タイムズアロー

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