【ステイヤーズS】断然人気アルバートがゴール前の競り合いを制して連覇達成!

アルバート

12月3日(土)、5回中山1日目11Rで第50回ステイヤーズS(G2)(芝3600m)が行なわれ、R.ムーア騎手騎乗の1番人気・アルバート(牡5、美浦・堀厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:47.4(良)。

2着にはクビ差で3番人気・ファタモルガーナ(セ8、栗東・荒川厩舎)、3着には1馬身3/4差で2番人気・モンドインテロ(牡4、美浦・手塚厩舎)が続いて入線した。

ウインインスパイア、タマモベストプレイの2頭が先手を主張。ファタモルガーナは先行集団の直後、5番手を追走。1番人気のアルバートは馬群の内目で脚を溜め、もう一頭の人気馬モンドインテロも中団後方からのレースとなった。1周目のスタンド前を通過し、ゆったりとしたレースが動いたのは2周目の2コーナー。サイモントルナーレが後方から一気にまくって先頭に立ちペースアップ。

しかし、そのサイモントルナーレも4コーナーを前にして早々と脱落。替わってウインインスパイアが再び先頭に立って直線へ。外からファタモルガーナの蛯名騎手が仕掛け、坂下でトップに立って後続を突き離す。追いかけるアルバート。残り200mを切ってからはこの2頭の争いに。激しい叩き合いがゴールまで続いたが、外からアルバートがグイッと捕らえたところがゴール板だった。

勝ったアルバートは半年のブランク明けだった前走のアルゼンチン共和国杯で2着に好走。昨年、このレースを500万下からの4連勝で制しており、見事に連覇達成となった。鞍上のムーア騎手は今回の短期免許において、天皇賞(秋)に続いての重賞2勝目となった。明日のチャンピオンズCはノンコノユメに騎乗予定で、2日連続での重賞制覇に期待がかかる。
馬主は林正道氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「人名より」。

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  • アルバート
  • (牡5、美浦・堀厩舎)
  • 父:アドマイヤドン
  • 母:フォルクローレ
  • 母父:ダンスインザダーク
  • 通算成績:21戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 15、16年ステイヤーズS(G2)

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