【カペラS】ハナに立ったノボバカラが後続を封じて逃げ切りV!

ノボバカラ

12月11日(日)、5回中山4日目11Rで第9回カペラS(G3)(ダ1200m)が行なわれ、内田博幸騎手騎乗の2番人気・ノボバカラ(牡4、美浦・天間厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:10.2(良)。

2着には1馬身3/4差で3番人気・ニシケンモノノフ(牡5、栗東・庄野厩舎)、3着には1馬身1/4差で1番人気・コーリンベリー(牝5、美浦・小野次厩舎)が続いて入線した。

グレープブランデーがやや立ち遅れ。内からノボバカラが押してハナに立つ。ルックスザットキルが2番手、ゴーイングパワーがその直後。コーリンベリーは逃げずに好位5~6番手と控えた。ニシケンモノノフはそれらの後ろで脚をため、初ダートのエイシンブルズアイは外目から徐々に進出していく。前半3F33秒2と速いペースで流れ、4コーナーから最後の直線へ。

ノボバカラの手応えが良い。残り200mのハロン棒を前にして、ようやく追い出しにかかる。懸命に追いすがるゴーイングパワーだが、その差がなかなか詰まらない。その外からニシケンモノノフも追い込んでくるが、坂を上って先頭との差はまだ5馬身と開いており、届きそうにない。そのまま最後までリードを守りきったノボバカラが先頭でゴール板を駆け抜けた。

勝ったノボバカラは今年3月にオープン入りすると、コーラルS、かきつばた記念と3連勝で重賞初制覇を飾る。続く北海道スプリントCは2着に敗れるものの、7月にはプロキオンSでJRA重賞初制覇を挙げた。東京盃、武蔵野Sをともに9着とこの秋は結果が出ていなかったが、今日はハナを主張して自らのスピードを存分に発揮、3つ目の重賞タイトルを手に入れた。
馬主は株式会社LS.M、生産者は新ひだか町の萩澤泰博氏。馬名の意味由来は「冠名+ゼロ(伊)」。

1着 ノボバカラ(内田博騎手)
「うまくいった。責任を果たせたよ。これまでもスタートが速かったし、プレッシャーのない位置で競馬をしたときに勝っていた馬。包まれないように注意した。やる気があふれていて、ゲートか決まったからね。内枠だったし、中途半端なところで砂を被るよりはと思い、ハナヘ行かせたんだ。あとは気分を損なわないよう、じっとリズムに乗せたよ。最後までしっかり走り切れた。もっと大きな舞台で活躍してほしいね」

4着 ゴーイングパワー(大野騎手)
「上手な立ち回り。いい競馬ができました。中山も合っています」

6着 スウィープアウェイ(柴山騎手)
「流れに乗れ、心配していた折り合いも付きました。道中はスムーズでしたが、4コーナーで追い出しを待たされたのが悔やまれますね」

8着 エイシンブルズアイ(石橋脩騎手)
「ダートの走りは良かったですよ。むしろ、新鮮な気持ちで、馬もやる気を出していた。徐々に慣れれば、もっとやれそうです」

9着 キタサンミカヅキ(武士沢騎手)
「終いに賭けましたが、前は速く、なかなか止まらない。中山は得意ですから、条件が噛み合えば、またチャンスがあるでしょう」

10着 ダノングッド(丸田騎手)
「一歩目から出て行けなくて。砂を被ると集中できないですね。1200mの流れに慣れてくれば」

11着 マキャヴィティ(津村騎手)
「狭くなり、ポジション取りに手こずりました。リズム良く走れなかったですね」

12着 サトノタイガー(真島大輔騎手)
「初めて乗りましたが、スタートが上手。道中で狭くなるところがあっても、走りは良かった。年齢の割りにがんばっています」

14着 テムジン(笹川翼騎手)
「テンに脚を使うと、終いが甘くなります。1200mは忙しいですね。休み明けにしてはがんばっていますよ」

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  • ノボバカラ
  • (牡4、美浦・天間厩舎)
  • 父:アドマイヤオーラ
  • 母:ノボキッス
  • 母父:フレンチデピュティ
  • 通算成績:23戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 16年カペラS(G3)
  • 16年プロキオンS(G3)
  • 16年かきつばた記念(Jpn3)

ノボバカラ
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