【POG】外国産馬アニマルインミーが好スタートから逃げ切りV…中山新馬

12月25日(日)、5回中山9日目4Rで2歳新馬(ダ1200m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気・アニマルインミー(牡2、美浦・小島茂厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:13.3(稍重)。

2着には1馬身3/4差で6番人気・ナムラムート(牡2、栗東・森田厩舎)、3着にはアタマ差で1番人気・ブロードアリュール(牡2、美浦・尾関厩舎)が続いて入線した。

好スタートを切ったアニマルインミーがじわっとハナへ。外にナムラムート、サウスギガパワー。アトラクティヴアイがそれらの直後につけ、ブロードアリュールはやや追っ付けながらの追走。隊列は変わらず、アニマルインミーが先頭で4コーナーから直線へ。2番手のナムラムートが追い出しにかかるが、アニマルインミーは手応え十分に後続を突き離す。その後にペイシャオブワキア、大外からブロードアリュールが良い脚で追い込んでくるが、3番手まで。最後までリードを保ったアニマルインミーが先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったアニマルインミーは今年3月のバレッツ2歳トレーニングセールにて1ハロン10.0秒をマークし、5万7000ドルで落札された。父、Run Away and HideはCity Zip 、Carson City と続くミスタープロスペクター系で、代表産駒にはカナダのG2エクリプスSを連覇したAre You Kidding Meがいる。日本に産駒が輸入されたのはこの馬が初めてで、見事に初出走初勝利を飾った。
馬主は田記正規氏、生産者は米のLinda Lee Schroetlin。馬名の意味由来は「自分の中にある野生 」。

1着 アニマルインミー(M.デムーロ騎手)
「スタートが良かったですし、ハナに行って道中も落ち着いて遊びながら走っていましたが、テンションが上がるところもありました。それでも最後もしっかり伸びていますし、レース内容はすごく良かったです。走る馬です」

2着 ナムラムート(北村宏騎手)
「芝の切れ目で飛んだり、向正面の蹄跡を気にしたり若いところも見せていましたが、一生懸命ついていって良い走りが出来ていたと思います。勝ち馬はラクに行っていて差が詰まりませんでしたが、この馬も同じだけ伸びていますしよく頑張っていると思います」

3着 ブロードアリュール(ルメール騎手)
「走る馬ですね。今日は砂を被って気にしてしまって、ブレーキをかけていました。大外に出してからはよく伸びてくれました。距離はこのくらいで良いと思います」

4着 ペイシャオブワキア(石橋脩騎手)
「良いフットワークで走る馬ですね。スタートをしてから少し周りを気にするところがあったので、テンはムリせず運びました。コーナー辺りから良い感じで上がっていけましたが、勝ちに行った分4着になってしまいました。直線までジッとしていれば2着もあったかもしれませんが、良い経験になったと思います」

5着 シェリーカスク(シュミノー騎手)
「パドックで跨ったときからカッカするところがありましたが、それが競馬に行くと前向きさになりますね。最後の100メートルで脚色が鈍りましたが、馬に落ち着きが出てくればもう少し距離を延ばしても良いかもしれません」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

  • アニマルインミー
  • (牡2、美浦・小島茂厩舎)
  • 父:Run Away and Hide
  • 母:I Saw It
  • 母父:Flashy Bull


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