先手を奪ったドリームキラリがまんまと逃げ切りV!…ポルックスS

ドリームキラリ

1月7日(土)、1回中山2日目11RでポルックスS(ダ1800m)が行なわれ、松岡正海騎手騎乗の5番人気・ドリームキラリ(牡5、栗東・矢作厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.9(良)。

2着にはアタマ差で2番人気・センチュリオン(牡5、美浦・田村厩舎)、3着には1馬身3/4差で6番人気・タムロミラクル(牡5、栗東・西園厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたピットボス(牡4、栗東・清水久厩舎)は6着に敗れた。

スタートでバスタータイプが大きく立ち遅れ。注文通りドリームキラリがハナを切る。ビービーバーレルが2番手で、隊列はやや縦長に。ピットボス、センチュリオンは並んで先団グループを見る形での追走。ジェベルムーサも後方に控えた。1000m通過1分2秒4とオープンにしては緩い流れでレースは進むが、後方勢は依然動くことなく直線の攻防へ。逃げるドリームキラリが後続を突き離し、残り200mで逃げ切り体勢に。ゴール寸前で一気にセンチュリオンが外から追い込んでくるが、アタマ差ドリームキラリが凌いでオープン初勝利を挙げた。

勝ったドリームキラリは昨年の夏から力を付け始め、10月東京の秋嶺Sでオープン入りを果たす。武蔵野Sを5着、師走S6着とあと一歩のレースが続いていたが、初コンビの松岡騎手に導かれて見事にオープン初勝利を挙げた。近親に種牡馬として日本でも共用されていたヘクタープロテクター、シャンハイがいる良血馬で、ダート路線にまた1頭、新星が登場した。今後の活躍に期待がかかる。
馬主はライオンレースホース株式会社、生産者は米のColtsNeckStablesLLC。馬名の意味由来は「冠名+キラリ。キラッと光る走り」。

1着 ドリームキラリ(松岡騎手)
チークを着けることで反応が変わってくると思っていましたし、あえてこれまで乗ったことのあるジョッキーに話を聞かず、真っさらなイメージで自分の感覚で乗りました。ハナに行ってもしっかり走れていましたし、チークがきいていたと思います。後続に早めに来られて踏ん張れましたし、もっとラクに運べていれば更に余裕のある勝ち方が出来たと思います」

2着 センチュリオン(大野騎手)
「だいぶ馬が成長していますね。メリハリのきく走りが出来るようになっていますし、これならオープンでもやれると思います」

3着 タムロミラクル(田中勝騎手)
「もう少し上手く捌ければ良かったですね。勝ち馬の後ろにつけて一緒に行ければ良かったですけど、そこで動くに動けず少し踏み遅れました。最後は脚を使っています」

4着 メイショウスミトモ(吉田隼騎手)
「前半はムリせずに運んで、折り合いもつきました。前がラクをしていたので捕まえにいきましたが、その分終いが甘くなりました。よく頑張っていると思います」

5着 バスタータイプ(内田博騎手)
「今日は久々で馬も力んでいましたし、仕方ないですね。馬場が乾いていたことも影響したのか、スタートで滑ったうえに躓いてしまいました。能力がありますし、マトモなら違いますよ。叩いた次ですね」

6着 ピットボス(戸崎圭騎手)
「道中も促しながらでしたし、最後もジリジリでした。今日は馬を動かし切れませんでした」

ポルックスSの結果・払戻金はコチラ⇒

  • ドリームキラリ
  • (牡5、栗東・矢作厩舎)
  • 父:Giant’s Causeway
  • 母:Truant
  • 母父:Gone West
  • 通算成績:20戦6勝

ドリームキラリ
ドリームキラリ

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