【根岸S】ニシケンモノノフ欲しいのはJRAのタイトル「東京も対応可能」

25日、根岸S(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

兵庫ゴールドトロフィーで交流重賞2勝目を挙げたニシケンモノノフ(牡6、栗東・庄野厩舎)は助手が騎乗して坂路での追い切り。4F54.0-39.4-25.4-12.1秒をマーク、馬なりながら終いはしっかりと反応を見せ、好調をアピールした。

この馬を管理する庄野靖志調教師は「そんなに攻める必要もないし、今日は終い重点でやりました。特に変わったところもないですし、順調に来ているのが何より。前走は早めに動かざるを得ない厳しい展開を勝ってくれた。右回りの方がスピードに乗りやすい面はありますが、広い東京コースなら対応可能だと思います」と重賞連勝に向けて手応えを感じている様子。

2歳時に兵庫ジュニアグランプリを勝っているが、中央競馬ではオープン特別3勝を挙げているのにもかかわらず重賞は未勝利。昨年春からは掲示板を外さない堅実な走りを見せており、力を確実につけた今なら重賞連勝も夢ではないはず。悲願のJRA重賞制覇へ、大きな期待の懸かる1戦となりそうだ。