【チューリップ賞】良血ミリッサ 抜群の反応「すごくいいバネを持っている」

ミリッサ

1日、チューリップ賞(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、エルフィンS3着のミリッサ(牝3、栗東・石坂厩舎)は、今週から戦列に復帰する福永祐一騎手が跨がっての坂路追い。0.5秒先行した3歳未勝利のスマートウェールズ目掛けて終い軽く促されると鋭い反応を見せて0.3秒先着。前半の入りが遅く、4F55.2-40.4-26.1-12.5秒の時計は地味に映るが、追われてからの瞬発力はさすが兄姉に重賞ウイナーが並ぶ良血といったところ。

手綱をとった福永騎手も「この血統はそうみたいだけど、すごくいいバネを持っていますね。牝馬特有の繊細さもあるけど、けさの感じはすごく良かった。今回のメンバー構成だとハイペースにはならないだろうね。その中でどういう競馬ができるかが鍵ですね」と見通しを語る。

このレースには暮れの阪神JFでワンツーを決めたソウルスターリング(牝3、美浦・藤沢和厩舎)、リスグラシュー(牝3、栗東・矢作厩舎)が揃って出走。まだクラシックの権利を持たない身にとって高いハードルが待ち受けるが、それをアッサリ覆すだけの血統背景を持っている。昨年、姉・シンハライトが勝った舞台で堂々と桜花賞路線に名乗りを上げたい。

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