【マイラーズC】ダッシングブレイズ「タイトルをとって今後につなげていきたい」

ダッシングブレイズ

19日、マイラーズC(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、洛陽S1着のダッシングブレイズ(牡5、栗東・吉村厩舎)は、浜中俊騎手を背に大きく前を行かせた古馬500万のアルコステラートを馬なりのまま捕まえて6F83.9-67.4-52.0-38.2-12.1秒のタイムで3馬身先着。先週も浜中騎手を背に一杯に追われて6F81.4秒の好タイムを出しており、ここへ向けてキッチリと仕上がっている。

吉村圭司調教師も「今週はジョッキーに感触を確かめてもらいました。動きもよかったですよ。前走で賞金を加えることができたし、ここを目標に思い通りの調整ができました。ここにきて馬も緩さが抜けて、しっかりしてきた。気性的に休み明けも苦にしない。タイトルをとって今後につなげていきたいですね」とトーンは上がるばかりだ。

昨年の勝ち馬で、その勝利以来の実戦復帰となるクルーガー(牡5、栗東・高野厩舎)は、皐月賞ジョッキーの松山弘平騎手が手綱をとって坂路で終い重視の調整。ゴール前で軽く気合を付けられると軽快な足取りで坂路を駆け上がり、4F53.2-38.9-25.5-12.5秒でフィニッシュした。

「先週までにハードに攻めているので今週はそれほど時計を出す予定はありませんでした。速い時計でなくても負荷のかかる馬場。いいでしょう」と高野友和調教師も納得の動き。「骨折明けで1年振りの出走。体にもまだ余裕が感じられるのがどうかも、調教量は十分だし、レースでも動けて不思議ないぐらいの動きはできています」と底力に期待を寄せる。