【エプソムC】アストラエンブレム「重賞にある程度のものを詰め込んで向かえる」

アストラエンブレム

7日、エプソムC(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、メイS2着のアストラエンブレム(牡4、美浦・小島茂厩舎)は、小島茂之調教師を背に坂路コースで追われ、4F51.9-38.5-25.6-13.0秒をマークした。

【小島茂之調教師のコメント】
「この馬としては初めて間隔を詰めて使いますが、前走を使った疲れは感じられません。去年の秋頃から坂路を2本上がる調教をしたかったですけど、モロさがあってやれませんでした。それが今回の中間は3日間くらい坂路を2本上がれましたし、馬が成長しています。以前の坂路調教は軽い調整程度でしたが、今回はトレーニングの意味合いが強くなりました。ジョッキーがレース後に、馬がブレーキをかける感じになると話していますし、今日の追い切りは時計は気にせず、併せ馬で馬に緊張感を持たせたまま走らせるイメージでやりました。耳を絞っていましたが気にするほどではありませんでしたし、手綱を抑えたまま終わるのではなく気持ち良く走らせて自然と先着するという、良い感じの追い切りが出来ました。

器用なタイプで、前からでも後ろからでも競馬が出来ます。意外と長く良い脚を使えるタイプなので、後ろから行く場合はスムーズに上がっていった方が良いですし、前に行った場合は馬を信じて早めに抜け出しても良いと思っています。これだけのチャンスですし、落ち着いてレースに臨めるように前日輸送をする予定です。やっと重賞にある程度のものを詰め込んで向かえますし、楽しみです」

前走、メイS5着のバーディーイーグル(牡7、美浦・国枝厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F52.1-38.2-25.1-12.7秒をマークした。

【佐藤助手のコメント】
「今日は坂路でムリをしない程度にという指示でしたが、それでいてこの時計ですし順調にきていると思います。前走は積極的な競馬で内容は良かったと思いますし、今回も上手く流れに乗れればと思っています。メンバーが強いですし切れるタイプではないので、先週のような速い馬場では分が悪いですし、多少時計がかかってくれた方が良いです」

前走、都大路S2着のクラリティシチー(牡6、美浦・上原厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.2-53.1-39.2-13.0秒をマークした。

【上原博之調教師のコメント】
「前走は馬場が緩かったですけど、平坦コースは合う馬ですし京都は走りますね。今日の追い切りは良い負荷をかけられましたし、状態は変わらず良いですよ。ダートを1回試してみたいので、アハルテケSに出られればそちらに向かう予定です。どちらに出走するにしても、上手く立ち回れればと思います」