【七夕賞】差し競馬で激変スズカデヴィアス「初めての福島も苦にしない」

5日、七夕賞(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、鳴尾記念4着から臨むスズカデヴィアス(牡6、栗東・橋田厩舎)は、不良馬場の坂路コースで助手を背に追われると、4F54.1-39.4-25.6-12.4秒をマークした。

竹之下調教助手は「輸送もあるし、馬場も悪いので、無理をさせずにおしまいを伸ばしました。しっかり動けていたし、順調ですよ。この前もおしまいはいい脚を使って伸びていました。乗りやすい馬なんで初めての福島も苦にしないと思います」と、状態面、コースへの対応を分析した。

15年の京都記念では逃げてラブリーデイとハナ2着と好走。以降は苦戦が続いていたが、昨年末から末脚勝負の競馬にシフトすると、これがハマって今年の白富士Sで約2年2ヶ月ぶりの勝利。その後も金鯱賞で3着、鳴尾記念でも4着と重賞タイトルに手が届くところまで来ている。初の福島の舞台がどのように影響するかがポイントとなるが、差す競馬のキッカケとなった横山典弘騎手とのコンビで激走が期待される。