ヴィンセントら 日曜阪神5Rトレセン直送トーク

●9月17日(日) 4回阪神2日目5R 2歳新馬(芝1800m)

桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯を勝ったファレノプシスを母に持つヴィンセント(牡2、栗東・橋口慎厩舎)は、今週のCWコースで岩田康誠騎手が跨がって6F83.7-66.9-52.1-38.9-12.4秒をマークしたハーツクライ産駒。

橋口慎介調教師は「小柄(推定420キロ)な馬ですが、細いという感じはしないですよ。軽い走りで芝の実戦で良さそうなタイプでしょう。できればいい芝状態で走らせたいですね」と空模様が気になる様子だが、小柄でもパワータイプが出ている母系。良血の初陣に注目だ。

こちらも母に桜花賞、ヴィクトリアマイルを勝ったダンスインザムードを持つシャンデリアスピン(牝2、栗東・松永幹厩舎)は、新種牡馬のノヴェリスト産駒で、クラブでの募集価格は3600万円。

先週は武豊騎手を背にCWコースで6F83.9秒。最終追い切りは助手が跨がって同じくCWコースで6F82.4秒と時計を詰め、いずれも併走先着を果たしている。松永幹夫調教師は「夏開催でデビューを予定していましたが、疲れも出たので立て直して秋に備えてきました。ひと追いごとに動きも良くなってきてるし、前向きな気性です」と及第点の評価。

「全姉のソルヴェイグはピッチ走法ですが、この馬はゆったりとした走り。まずは千八から使ってみます。心肺機能も高いし、初戦から楽しみにしてますよ」と梛木調教助手が期待を込めるのは、ダイワメジャー産駒のデクレアラー(牡2、栗東・鮫島厩舎)。

クラブでの募集価格は3600万円。1つ上の全姉ドロウアカードもフラワーCや忘れな草賞で3着などオープンで好走していて、牡馬に出てどんな走りを見せるかも注目。タツゴウゲキがサマー2000シリーズを制して意気上がる厩舎の勢いも見逃せない。デビュー戦で手綱をとるのは川田将雅騎手