【オールカマー】本馬場で伸び伸びステファノス「秋は勝ちを狙っていきたい」

ステファノス

20日、オールカマー(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、安田記念7着のステファノス(牡6、栗東・藤原英厩舎)は、鮫島良太騎手(レースでは戸崎圭太騎手が騎乗予定)を背に芝コースでの5F追い。直線で一杯に追われると、伸び伸びとしたフットワークで63.7-48.7-35.3-11.6秒をマークした。

藤原英昭調教師は「これまで久々では結果を出せていないので、今回は調教で本場場に入れてみるなど調整メニューに変化をつけてみた。休み明けの不利は否めないところだが、実戦でどういう走りができるか、だな。G1でも頑張れてるように力はある。秋は勝ちを狙っていきたいからな」と気合十分。国内外で3度のG1・2着があるが、重賞タイトルは14年の富士Sの1つのみで、勝利もそれ以来遠ざかっている。本番は先だが、ワールドクラスの力をキッチリと示したいところだ。

前走、日本海S1着でオープン入りを果たしたグランアルマダ(牡5、栗東・西園厩舎)は、助手が跨がり、坂路で終い一杯に追われて4F53.0-39.1-25.7-12.9秒を叩き出した。

「この馬は調教でそんなに動く方じゃないからね。これだけ(坂路4F53秒0)動けば十分ですよ。良かったし、馬も仕上がってきましたよ。この馬はハナを切って運んだ方がいいタイプ。この条件はスタートから1角までの距離が長いし、自分の形に持ち込めると思います。それでどこまでやれますか」と西園正都調教師は3歳時のラジオNIKKEI賞以来となる重賞挑戦に期待を膨らませる。妹はローズSを前に故障、引退となったアドマイヤミヤビ。妹の分も頑張りたい。

グランアルマダ