【サウジアラビアRC】連勝で王道へ ダノンプレミアム「前走と変わりない雰囲気」

ダノンプレミアム

川田騎手を背に素軽い走りを見せたダノンプレミアム(奥)

4日、サウジアラビアRC(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、新馬戦(6/25・阪神)を快勝。ひと息入れて連勝を狙うダノンプレミアム(牡2、栗東・中内田厩舎)は、CWコースで2歳新馬のタングルウッドを0.2秒追走。直線でゴーサインが出ると鋭く反応し、6F84.7-67.5-52.4-38.1-11.9秒で同入フィニッシュ。久々を感じさせない素軽い脚捌きを見せた。

騎乗した川田将雅騎手は「ここまで順調にきていますね。いい意味で前走と変わりない雰囲気でこれています。初戦を1800mで勝っていますし、マイルでも大丈夫だと思います。ただ、今回は初めての東京への輸送ですから、そこでどれだけ走れるか」とキャリアの浅い若駒で輸送を課題に挙げるも、クラシックを戦うならば必ず通らなければならない道。2戦目でどんなパフォーマンスを見せるか注目だ。

前走、札幌2歳S5着のコスモインザハート(牡2、栗東・西園厩舎)は、助手が跨がっての坂路追い。大きく先行した古馬準オープンのウエスタンパレード目掛けてグイグイ脚を伸ばすと、ゴールでは1馬身先着。4F55.4-39.4-25.0-12.2秒で力強く登坂した。

前走は、直線でもうひと伸びを欠いたが、上手なレース運びで勝ち馬とは0.3秒差。「前日に雨が降った馬場だったけど、しっかりと動けていましたね。状態はいいと思いますよ。デビュー戦が好時計勝ち。持ち時計があるというのは強味になるんじゃないでしょうか。前走は洋芝で動ききれなかった感じ。軽い芝で見直せると思います」と西園正都調教師はコース替わりでの巻き返しを狙う。