【毎日王冠】安田記念僅差4着グレーターロンドン「距離は特に気にしません」

毎日王冠に向けて最終追い切りを行うグレーターロンドン

4日、毎日王冠(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、安田記念で4着だったグレーターロンドン(牡5、美浦・大竹厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.1-38.3-12.5秒をマークした。

【大竹正博調教師のコメント】
「前走は初G1だったので、ある程度の位置を取りたいというジョッキーの希望もあって中団から競馬をしましたが、ラストは脚が止まってしまいました。この形で良かったのか、とも思いますが、初めてのG1でよく頑張ってくれました。レース後はツメと球節に疲れが出たので軽めの調整にしましたが、ずっと在厩調整で進めてきました。

今週の追い切りは、休み明けで感触を確かめてもらうことと、気合いを入れてもらおうことを考えてジョッキーに乗ってもらいました。思ったより馬の気合いが乗っていたのか、ノーステッキでフィニッシュしていましたし良い感じだったと思います。

1週前追い切りでは今までに無かったことですが、併せ馬の相手に負けてしまいました。馬体重は同じでしたが、心肺機能が戻っていなかったのかもしれません。この中間も特に求めず同じようなメニューで調整をしてきましたが、今週の追い切りで間に合ったかと思います。ここがゴールではなく、次に向けての仕上げで臨もうと思っています。

今までは少しピリピリしたところがありましたが、在厩期間が長いですしその辺りは解消してきました。去年の秋からマイルにこだわってきましたが、3歳時には長い距離も使っていますし距離は特に気にしません。この馬は相手どうこうというよりも、体調や脚元などまずは自分との戦いに勝つことが重要になりますし、メンバーのことは特に考えていません。長期休養明けから連勝を重ねてG1に出走できましたし、ファンの多い馬なので1戦1戦大事に使っていきたいと思っています」