【中山グランドジャンプ】前走より上昇中のアランデル!7歳馬の伏兵が一発を狙う!

7歳馬の伏兵として初JG1へ挑戦するアランデル

7歳馬の伏兵として初JG1へ挑戦するアランデル


中山グランドジャンプ
アランデル
上野翔騎手

——前走の小倉ジャンプステークスは4着でした。レース内容を振り返ってください。

上野騎手(以下、上):小倉ジャンプで問題がなければグランドジャンプに行く、という予定だったので、距離をもたせることと長距離でどんなものか再確認することをテーマにしたレースにしようと思っていました。

そういうことを考えていた分テンにノンビリ行き過ぎた感じにはなりましたが、レースのなかで確認したかったことは確認できましたし、それを踏まえて厩舎サイドと「グランドジャンプに行きましょう」という相談もできたので、今回に繋がる内容の競馬はできたと思います。

——現状で上野騎手が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

上:レースに行っての気持ちの強さと飛越のスピードですね。前走を見てもらっても分かると思いますが、順回りになってからのスタンド前の3つ、向正面の2つの障害も、こちらが仕掛けていないのにラクに交わしていったように、飛越のスピードを落とさずスイスイ上がっていけます。

——今後の成長を期待しているところは。

上:7歳馬ですし馬としては完成の域に達していると思いますが、レース経験数の割りにはまだレースの組み立て方が完成していない感じがあるので、その辺りで更に良くなる余地はあると思います。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

上:この馬の追い切りは厩舎サイドで乗ってもらっていて、自分は先々週と先週に調教で跨りましたが、前走よりも良くなっていると思います。この馬は引っかからないで妙に乗りやすいときは状態がもうひとつで、メチャクチャ引っかかるときは乗りやすいときと比べて一段階上、引っかかるけどちょうど良いなと思うところがベストですけど、今回はそのベストの状態に近い感触です。

——初の中山障害G1コースへの出走となります。コース適性への見通しは。

上:初めてなので正直やってみないと分からない部分は大きいですけど、バンケットが苦手そうな走りだとか、精神面でマイナスに働きそうだとは思いません。

——レースに向けて意気込みをお願いします。

上:伏兵の立場ですが、ノーチャンスだとは思っていません。チャンスを掴める状態まで持っていけるようにしっかり準備して、勝ちを意識した競馬をしたいです。