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「G1を獲れる馬」エリザベス女王杯で"自信"を現実に!…こちら検量室前派出所(仮)
2017/11/8(水)

エリザベス女王杯に臨むモズカッチャンと古川秀太調教助手
あの世界的名手、オリビエ・ペリエ騎手の大好物といえば『栗東トレセンのカレーうどん』なのは有名な話。スタンドの売店のうどんは本当においしい。検量室前パトロール隊員も、栗東に行った際はこのうどんを食べることが楽しみの一つ。先日栗東へ赴いた際も早速売店を直撃、温かいうどんを食べて一人幸せな気分に浸っていた。
と、本当にどうでもいい話はここまで。栗東へうどんを食べに来たと勘違いされるかもしれないが、目的は取材。向かった先はトレセンの厩舎村のほぼ中心にある鮫島一歩厩舎。9月に取材させていただいたモズカッチャン(牝3、栗東・鮫島厩舎)の様子を見させていただいた。
秋華賞直前のインタビューはコチラ⇒
「完璧な枠を引けたんですけどね……」。悔しそうな表情で話してくれたのは、モズカッチャンを担当する『スーパールーキー』古川秀太調教助手だ。内枠を希望していた彼にとって、秋華賞の2枠4番はまさに絶好枠だったのである。「ローズSでガス抜きもできて、状態も良かったです。スタートもうまくいって、折り合いもついて…ミルコ(デムーロ騎手)もアエロリットをマークしながらいいレースをしてくれました。右前を落鉄しながらもよく頑張ってくれました」と3着だった秋華賞を振り返る。
一見、完敗にも見える秋華賞だが、控えるエリザベス女王杯は古馬も参戦してくるだけに、より厳しいレースが予想される。しかし古川助手は「確かに秋華賞はいい状態だったのですが、一番良かったオークスの時のレベルまでは行っていない気がしたんです。一番良い時を知っているだけに、状態はもっと上がると思います。エリザベス女王杯では古馬と斤量差がありますし、距離が延びるのもいいですね。今回の秋華賞で改めて、この馬はG1を獲れると思いました。楽しみです!」と力強く語る。秋華賞でかなりの手応えを得たようだ。
そんな話をしていると、馬房からモズカッチャンが顔を出してきた。「レース前と違っておとなしいでしょう?レース後はリラックスしていて、いい感じですよ」と古川助手の笑顔も弾ける。なるほど、確かに秋華賞前に来た時とは全然違う。あの時は顔を背けたりと写真も撮らせてくれなかった。それがぬいぐるみのように写真を撮らせてくれる。
その後も終始古川助手に顔をすり寄せ甘え続けるモズカッチャン。微笑ましい光景を見て、このフレッシュコンビにG1を勝ってほしい、改めてそう思いながら、再びうどんを食べに調教スタンドの売店に戻るパトロール隊員であった。

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