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2018年度 新規調教師免許試験の合格者は上村洋行元騎手ら5名!
2017/12/7(木)
7日、JRAは、2018年度の新規調教師免許試験の合格者5名を発表した。
●美浦所属
稲垣幸雄(いながき ゆきお)氏は、阿部新生厩舎で厩務員、調教厩務員、萩原清厩舎で調教厩務員、調教助手を経て合格。昭和52年12月25日生まれの39歳。
加藤士津八(かとう しづや)氏は、2003年に騎手としてデビューし通算20勝で2011年に引退、その後は父である加藤和宏調教師のもとでの調教助手を経て合格。昭和60年2月2日生まれの32歳。
●栗東所属
石坂公一(いしざか こういち)氏は、羽月友彦厩舎で厩務員、調教助手を経て合格。父は石坂正調教師。昭和57年12月13日生まれの34歳。
上村洋行(うえむら ひろゆき)氏は、1992年に騎手としてデビューし通算570勝を挙げ、その中にはスリープレスナイトで制した08年スプリンターズS(G1)など重賞10勝。2014年に引退、その後は池添兼雄厩舎のもとでの調教助手を経て合格。昭和48年10月23日生まれの44歳。
坂口智康(さかぐち ともやす)氏は、父である坂口正則調教師のもとで厩務員、調教助手を経て合格。昭和56年2月6日生まれの36歳。
「オグリキャップブームをキッカケに競馬を知るようになり、その後トウカイテイオーなどが出てきたことでハマりました。高校で進路に悩んでいたときに、競馬の仕事をしてみようと考えましたが、その頃や大学の馬術部で馬に乗っていた頃は、調教師はいろいろある仕事の内のひとつと捉えていました。
その後ノーザンファームで2年間働いて、厩舎で調教厩務員、調教助手として働いて、どれもやりがいのある面白い仕事でしたが、萩原厩舎でダービーを勝ったときに、馬主さん、生産牧場や育成牧場の方々、装蹄師、獣医などみんなが喜ぶ姿を見て、調教師は1頭の馬に関わる人たち全てを結びつける仕事なのではないかと思ったことが、調教師を目指すキッカケになりました。
こういうレースを勝ちたい、というのは今はありませんが、ひとつひとつしっかりやるべきことをやっていけば、いずれ高い目標にも届くことが出来るのではないかという仕事をしたいです。競走馬を作ることに関しては、馬のひとつひとつの動作を見逃さず、なすべき行動を当たり前に出来る厩舎を作っていきたいです」
「子供の頃からジョッキー、調教師を目指したいと思っていました。今の自分の目標である日本ダービーを勝ちたいというのはジョッキーでは難しいので、切り替えて引退して助手の仕事をしながら調教師を目指そうと思ったことがキッカケです。
日本ダービーを勝つことが今の最大目標なので、それを達成していくなかで競馬を盛り上げていきたいです。スタッフの一人ひとりがプロ意識を持ってチームワークをしっかりして、目標に向かっていける厩舎にしたいです」
「サンライズペガサスが2度の屈腱炎を乗り越えて勝った姿に感動して、この世界に飛び込みました。そして、羽月厩舎で働く中で、調教師として馬づくりをしたい、そして人づくりをしたいという思いが高まりました。
目標とする調教師は羽月先生と石坂先生です。羽月先生は優れた人格者で、仕事でもプライベートでも何度も助けていただきました。羽月先生のように誠実な馬づくり、そして人づくりを行う調教師になりたいです。石坂先生は、非常に馬を大切にする人であり、馬に対する感性がすぐれているため、とても尊敬しています。夢は大きく、中央競馬のリーディングの獲得、そしてすべてのG1レースで勝つことを目指します。特に勝ちたいレースはジャパンカップです。東京のあの舞台で行われるレースは、私にとって世界一のレースだと思っています。
やっと夢のスタート地点に立つことができました。合格後、多くの方々にお電話をいただきましたが、泣けて、声にならなかったです。私の理想の競走馬はジェンティルドンナのような馬です。四大場どこでもG1を勝ち、自分でポジションを取って勝ちきる能力がありました。しっかり調教をして、馬を良く見て、ジェンティルドンナのような馬を作れたら、と思います」
「騎手をしていた頃から、ゆくゆくは調教師になりたい思いがずっとありましたので、気持ちがあるうちに調教師を目指そうと思いやってきました。騎手を卒業してからはしっかりと調教師という目標に切り替えて頑張ってきました。騎手時代の印象に残っている馬は、サイレンススズカと、スリープレスナイトです。
たくさんの馬主さんに「ここの厩舎に預けてよかった」、従業員には「ここで働いていてよかった」と思ってもらえるような厩舎作りをしたいですし、チームワークがあり、厩舎が一丸となってやっていけるような厩舎作りをしたいと思っています。勝ちたいレースとしては、ジョッキーの頃に勝てなかったレースがたくさんあるので、そういったレースを勝ちたいと思っています。
素直にうれしいです。また、たくさんの人に応援していただいていたので、本当に感謝しています。少しでも長く競走生活を送れるような競走馬を育てていけたらいいなと思っています」
「父親が調教師というのが大きいのかなと思います。競馬に携わる仕事をしていくにあたって、やはり調教師としてやっていきたいという思いが強かったので、調教師を目指してきました。
現在所属している坂口正則調教師が目標です。トレセンで働くようになり、間近で仕事をする姿を見て、真面目でいつも一生懸命仕事をしている姿に感銘を受けました。厩舎従業員全員が同じ目標を持ち、その目標に向かって一丸となって、頑張っていけるような厩舎を目指していきたいと考えております。勝ちたいレースとしては、国内・海外を問わず、G1レースを勝ちたいと思っています。
率直にうれしいです。これからさらに気を引き締めて頑張っていきたいと思っております。競馬に向けてしっかり調教をすることも大切ですが、競馬においてその馬の全能力を発揮できるような競走馬が理想なので、そこを目指した馬づくりをしたいと思っています」
左が稲垣幸雄氏、右が加藤士津八氏
石坂公一氏
上村洋行氏
坂口智康氏
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