【東京大賞典】コパノリッキーG1通算11勝目で有終の美へ「リッキーらしいレースを」

25日、東京大賞典(G1、大井ダート2000m)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

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この東京大賞典がラストランとなるコパノリッキー(牡7、栗東・村山厩舎)は、Cウッドコースで助手を背に追い切り。一杯に追われて69.7-52.9-37.7-11.8秒をマークした。

前走のチャンピオンズカップ(G1)は惜しくも3着で、歴代最多のG1通算11勝目は持ち越しとなった。村山明調教師は「しっかり追い切って動きも良かった。前走もあそこまできたら勝ちたかったけど、やっぱりG1を勝つのは難しいですね。でも、チャンスはあると思うし、G1・11勝も意識しています。ラストランになるし、オーナーと『リッキーらしいレースを』という話をしています」と有終の美を飾るつもりだ。

昨年の覇者アポロケンタッキー(牡5、栗東・山内厩舎)は、坂路コースで助手を背に一杯に追われ、53.3-37.6-24.5-12.6秒を計時。チャンピオンズC(G1)のレース当日朝に出走を取り消した影響を感じさせない動きを見せた。

取り消し後も乗り込み量は豊富。山内研二調教師は「2~3日は休ませたけど、その後は順調だよ。坂路2本乗りでバリバリとやってきたし、こんなに乗ったのは今までにないんじゃないかな。あとは、これが白と出るか、黒と出るかだな」と話した。

前走の武蔵野S(G3)で強敵を撃破したインカンテーション(牡7、栗東・羽月厩舎)は、羽月友彦調教師が騎乗して坂路で追い切られた。馬なりで54.3-39.9-26.2-13.0秒の時計を出した。

悲願のビッグタイトル獲得へ向け、羽月調教師は「追い切りは日曜に坂路でサラッとやりました。変わりなくこれています。前走はペースに恵まれたところもあったけど、ああいった競馬ができたのも力をつけている証拠。いい筋肉がついてきたし、ダート馬らしい馬体になってきましたから。距離も守備範囲だし、ここも頑張って欲しい」と期待した。

インカンテーション

坂路で調整されるインカンテーション