【川崎記念】マイペースに持ち込んだ福永&ケイティブレイブがJpn1・2勝目!

ケイティブレイブ

1月31日(水)、川崎競馬場11Rで行われた第67回 川崎記念(Jpn1)(4歳上 定量 1着賞金6000万円 ダート2100m)は、福永祐一騎手騎乗の1番人気・ケイティブレイブ(牡5、栗東・目野厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:14.9(稍重)。

2着に1.1/2馬身差で4番人気・アポロケンタッキー(牡6、栗東・山内厩舎)、3着には1馬身差で3番人気・アウォーディー(牡8、栗東・松永幹厩舎)が続いた。

好スタートを切ったケイティブレイブが軽く仕掛けられスピードの違いで楽にハナに。これにアポロケンタッキー、グレンツェント、メイショウスミトモ、アウォーディーとJRA勢が先行集団を形成。後手を踏んだサウンドトゥルーは慌てず後方2番手に。
2周目に入っても隊列は大きく変わらず、サウンドトゥルーも徐々に進出して上位全てがJRA勢。4コーナーではコーナーリングを生かしてケイティブレイブが離しにかかり、2番手は内からグレンツェント、アポロケンタッキー、アウォーディーと並び直線へ。ケイティブレイブの脚色は最後まで衰えず、追い比べを制したアポロケンタッキー、外からもうひと伸びしたアウォーディーが続いた。

勝ったケイティブレイブは17年帝王賞(Jpn1)に続いてJpn1・2勝目。重賞は通算6勝目。近親にはダート重賞8勝のビーマイナカヤマ、10年アイビスSD(G3)勝ち馬ケイティラブなどがいる。管理をする目野哲也調教師は2月一杯で定年を迎えるため、限られたチャンスで好結果を残した。馬主は瀧本和義氏、生産者は新ひだか町の岡野牧場。馬名の意味由来は「冠名+勇士」。

【福永祐一騎手のコメント】
「メンバーを見渡して逃げる馬がいなさそうだったので、目野先生と話をして「先手を取って競馬をしよう」ということになっていました。以前も名古屋で逃げ切って重賞を勝った時もあるんですけど、その時は先頭に立つとフワフワして、ハミに向かっていかない集中できないところがありました。今日はずっと集中していて気を抜く面を見せなかったので、これなら行けるんじゃないかと早い段階から思っていました。
今日に関しては前半に楽なペースで行けたのは大きかったですし、向正面から後ろを待たずにラップを上げて自分のリズムで集中を切らせないように行ったのも良かったと思います。昨年からずっと惜しい競馬が続いていたんですけど、本当にタフな馬でなかなか厳しいローテーションでもここに来て壁を乗り越えたようなところを調教でも見せていましたからね。
今日は競馬で良さを発揮することがデキましたし、目野調教師が(定年まで)あとちょっとなので、最後また1つ勝てて良かったです。パドックを回っている時に一番人気で、多くの方から支持を受けていたので、僕自身も気合が入りました」

【目野哲也調教師のコメント】
「去年負けているレースだし、私ももう最後なのでどうしても勝ちたかったです。状態面は順調に来ていました。逃げたほうが結果を出せる自信があったので、最高のレースをしてくれました。出るレースはどれも勝ちたい思いはありますが、勝てて良かったです。3月からは他の厩舎に移ることになりますが、この馬のことを応援してあげてください」

  • ケイティブレイブ
  • (牡5、栗東・目野厩舎)
  • 父:アドマイヤマックス
  • 母:ケイティローレル
  • 母父:サクラローレル
  • 通算成績:26戦8勝
  • 重賞勝利:
  • 18年川崎記念(Jpn1)
  • 17年帝王賞(Jpn1)
  • 17年名古屋大賞典(Jpn3)
  • 16年浦和記念(Jpn2)
  • 16年兵庫チャンピオンS(Jpn2)
  • 16年白山大賞典(Jpn3)

ケイティブレイブ

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ケイティブレイブ

ケイティブレイブ

ケイティブレイブ

2月いっぱいで定年を迎える目野師にも嬉しい勝利となった

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