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【共同通信杯】オウケンブルースリ産駒オウケンムーン快勝!08年世代の産駒が東西重賞V
2018/2/11(日)
2月11日(日)、1回東京5日目11Rで第52回共同通信杯(G3)(芝1800m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の6番人気・オウケンムーン(牡3、美浦・国枝厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:47.4(良)。
2着には3/4馬身差で3番人気・サトノソルタス(牡3、美浦・堀厩舎)、3着には1馬身1/4差で10番人気・エイムアンドエンド(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたグレイル(牡3、栗東・野中厩舎)は7着に敗れた。
好スタート好ダッシュでコスモイグナーツがハナへ。ハナを伺っていたエイムアンドエンドは譲って2番手。少し離れてブラゾンダムール、オウケンムーン、トッカート、アメリカンワールド、サトノソルタス、カフジバンガードまでが大きな先行集団。そこからバラけてグレイル、ステイフーリッシュ、ゴーフォザサミット、リュウノユキナという隊列。
コーナーではかなり縦長の隊列となり、直線は逃げたコスモイグナーツと2番手エイムアンドエンドが離して入り、後続はギュッと詰まって末脚勝負。坂の途中から反応良く伸びてきたのがオウケンムーン。エイムアンドエンドと併せ馬の形で押し切り態勢、その外からサトノソルタスが伸び、馬群を割ってきたゴーフォザサミットが猛追。最後はオウケンムーンが一歩抜け出して完勝。堂々の3連勝で重賞制覇、クラシック戦線に名乗りを上げた。
勝ったオウケンムーンの父オウケンブルースリは、08年菊花賞(G1)を制するなど、長距離戦線で息の長い活躍を続けた。産駒の重賞勝利は初。同日に行われた京都記念(G2)では、オウケンブルースリと同世代で、08年日本ダービー(G1)、NHKマイルC(G1)を制したディープスカイの仔クリンチャーが勝利している。オウケンムーンの近親には03年中京記念(G3)、大阪杯(G2)を連勝したタガノマイバッハがいる。馬主は福井明氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+母名の一部」。
「坂下の反応が良かったです。むしろ中山のほうが心配で、東京は合うと思っていました。リズムは良かったです。調教は動きませんが次第に良くなってきています。まだフォームも若いですし、この先順調にいってほしいです。お世話になっている国枝厩舎の馬で初めて重賞を勝てて良かったです」
「いい競馬ができました。競馬に行っていいタイプですね。実戦向きです。表から見えない部分がいい馬なのかもしれません。デビュー前から素軽い動きを見せていて、意外と面白いかなと思っていました。競馬が上手ですし、もっと距離は長くても大丈夫ですね。折り合いも付きますから。次走は皐月賞になると思います。まずは無事にいきたいです」
- オウケンムーン
- (牡3、美浦・国枝厩舎)
- 父:オウケンブルースリ
- 母:ムーンフェイズ
- 母父:エリシオ
- 通算成績:4戦3勝
- 重賞勝利:
- 18年共同通信杯(G3)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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