【フェブラリーS】サウンドトゥルーと新コンビのミナリク「すごく相性が良さそう」

サウンドトゥルー

フェブラリーSに向けて追い切りを行うサウンドトゥルー(右)

15日、フェブラリーステークス(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、川崎記念で5着だったサウンドトゥルー(セ8、美浦・高木登厩舎)は、ミナリク騎手を背に坂路コースで追われ、4F54.7-39.7-25.6-12.5秒をマークした。

【高木登調教師のコメント】
「レース間隔が詰まっていますし、今週の追い切りは正直あまりやりたくないかなという感じがあったので、時計はこれくらいでちょうど良いかなと思っています。前走は、極端なスローで普段だったら前半モタモタしますけど、余計にモタモタしたような競馬をしていましたし仕方ないかなと思います。

前走後は、若干珍しくトモと背中に疲れが見えたかなと思って、1週間様子を見ました。だいぶ疲れが取れてきたので大丈夫かなということで出走の判断をしました。競馬を使って日曜日まではどうかなと思っていましたが、登録してそこから回復はしてきたので、大丈夫かなと思っています。

自分から勝ちに行くという競馬よりもある程度ペースが流れて差しが決まるような展開が助かりますし、この馬の場合は中央のダートの方が切れが増すのでそういう展開になってほしいです。東京マイルの芝スタートは問題がありますけど、ペースが流れる展開で直線で前があけばという形になってくれると飛んできそうな感じはします。

ミナリク騎手については、達者でパワフルなジョッキーだなと思っています。作戦については、これから枠順を見ていろいろ考えようかと思っています。多分スタートしてから最後方になると思いますが、その後のポジションについていろいろな想定をジョッキーと話をしたいなと思っています。仕掛けのタイミングについても、流れによっていろいろ相談しようと思っています。

マイルは若干忙しいかなとは思われていますが、この距離ならそれなりのペースで流れるでしょうし中央のダートの方が切れは増すので、最後に飛んできてくれるよう応援よろしくお願いいたします」

【ミナリク騎手のコメント】
「G1馬の調教に乗ることが出来てすごく嬉しかったです。非常に落ち着いていますし、リラックスしてリズム良く調教できました。手応えも良かったですし、とにかくフィーリングは全く問題ありませんでした。

落ち着いてリラックスしていて最後に良い脚を使えるようなタイプで、個人的にすごく相性が良さそうだと思っています。G1レースですし強い相手も一緒に出走しますが、とにかくサウンドトゥルーもキャリアがありますし間違いないでしょう。

G1なのでペースも速くなると思いますが、最初からムリヤリついていくことはないでしょうし、最後に良い脚を使うような競馬が出来るかがポイントになると思います。高木先生とはまだ具体的な話はしていませんが、過去のレースを観ていますしレース前に先生と話をするときに作戦会議が出来ると思います。

先日JRA初勝利をあげることが出来て本当にハッピーで仕方ありません。今も振り返ると体が震えるくらい嬉しかったです。確かチェコ生まれのジョッキーがJRAで勝ったのは初めてではないかと思いますし、自分の国の代表として初めて勝てたことなどを考えると非常に感動しました。

今回はG1に参加することが出来て、非常に嬉しいですし楽しみにしています。自分が乗っているドイツではこのような賞金のレースはなかなかありませんし、ドイツダービーよりも賞金が高いレースなので、良い結果出せるように一生懸命頑張りたいと思います。皆さまのサポート、ありがとうございます」