【中山グランドジャンプ】ニシノデイジーが秘める素質は伝説の障害王者と遜色なし!

障害G1連勝を狙うニシノデイジー

障害G1連勝を狙うニシノデイジー


■中山グランドジャンプ
ニシノデイジー(牡7、美浦・高木登厩舎)
石神深一騎手

——前走の阪神スプリングジャンプで初めてコンビを組みました。調教で乗ったときとレースで乗ったときを比べてイメージと違ったことはありましたか。

石神騎手(以下、石):追い切りと比べると、レースでは力みましたね。前日のスクーリングや返し馬までは落ち着いていましたが、レースではムキになってかかりました。障害馬としての資質は感じたので、あとはそこだけです。グランドジャンプは長距離レースなので、折り合い面がこれからの課題だと感じました。

——1週前追い切りの狙いと評価をお願いします。

石:全体的に馬を落ち着かせるイメージで乗りました。最初は折り合い面重視で入って、最後に反応を見たかったので少し促しましたが、そこでの動きも良かったです。前走のときもそうでしたが、調教ではそこまでかからないんですよね。あとは競馬に行ってどうか、です。

——先ほど「障害馬としての資質を感じた」とおっしゃっていましたが、石神騎手は2016年から2022年まで7年連続で重賞を勝っています。オジュウチョウサンをはじめ多くの名馬たちと比較していかがですか。

石:遜色ないですね!スピード、スタミナ、障害に対しての飛越のスピードと、どれも一流のものを持っています。あとはそれをレースで出せるかどうかだけです。

——コンビ2戦目となる中山グランドジャンプですが、最後に意気込みを。

石:これまでグランドジャンプは6回勝たせてもらっていますが、オジュウチョウサン1頭で勝っているものですからね。これからはオジュウだけではなく他の馬でも大きいところを勝っていかないといけないので、今回をそのスタートにしたいです。