【香港・QE2世C】肉体的にはピーク アルアイン「調教師となって香港のG1を勝ちたい」

アルアイン

4月29日(日)、香港のシャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C(G1)(3歳上 1着賞金1368万香港ドル 芝2000m)の出馬表が確定した。

日本からは2頭が出走。昨年の皐月賞馬アルアイン(牡4、栗東・池江寿厩舎)は2番(ゲート番6番)、今年のアメリカJCCを勝ったダンビュライト(牡4、栗東・音無厩舎)は4番(ゲート番5番)に決まった。アルアインを管理する池江泰寿調教師のコメントは以下のとおり。

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「(前走の大阪杯を振り返って)スワーヴリチャードという日本の強い馬が向正面で急激にマクってきたんです。アルアインも良いペースで競馬をしていましたが、直線で早目に抜け出したスワーヴリチャードを負かしに行ったぶん、直線の坂で脚が上がってしまって、ペルシアンナイトに差されて3着になりました。勝ちに行っての3着だったので、勝った馬が強かったので、良い競馬だったんじゃないかなと思っています。

(今年2戦して状態はどうか)この春3走目で肉体的にはピークに持って行けているのですが、ご存知の通り、昨日は馬場入りで止まったりして精神的に難しいところを見せたので、その辺のケアをしていきたいなと。肉体的には本当に良い状態で、ピークだと思います。

(精神面はオルフェーヴルに似ている?)オルフェーヴルとはまた違います。オルフェーヴルは何というか破天荒なところがあったんですが、アルアインは頭が良すぎるというか。今日は凄く落ち着いていました。今日はもう馬場で走らないということを既に理解していたのでリラックスしていました。

アルアイン

(昨年のサトノアラジンとタイプの違いは?)サトノアラジンは何度も香港に来ましたが、結果的には香港の重たいというか、時計のかかる馬場に合っていませんでした。アルアインもどちらかと言うと軽い馬場を得意としているのですが、サトノアラジンよりは適応してくれるのではないかと思って連れてきました。

(日本馬ダンビュライトと共に走ることについて)自分はどちらの馬が強いかという考えは持っていますが、出走馬の能力を客観的にジャッジするのはレーティングであったり、記者の皆さんが各々の考えで書いてくれたら良いと思いますので、コメントは控えさせてもらえたらなと。

(レースのプランはありますか?)具体的な作戦は立てていないんですけど、好位で流れに乗るのは間違いないかなと思います。

(池江調教師にとって海外レースとは)日本の生産馬のレベルの高さを世界のホースマンに認知してもらいたいと思っていますし、個人的にも調教助手時代にステイゴールドで香港のG1を勝たせてもらって、今回は調教師となって香港のG1を勝ちたいという夢がありますし、早く香港で勝てるように頑張りたいなと思います」

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アルアイン池江寿師は余裕の笑み