【キーンランドC】世代交代を狙うトゥラヴェスーラら6頭の直前コメント一挙公開!

トゥラヴェスーラ

キーンランドCに向けて追い切りを行うトゥラヴェスーラ

22日、キーンランドC(G3)の追い切りが札幌競馬場で行われた。

●前走、葵ステークス2着のトゥラヴェスーラ(牡3、栗東・高橋康厩舎)は、福永祐一騎手を背に芝コースで追われ、4F52.5-37.7-12.0秒をマークした。

【高橋康之調教師のコメント】
「前走は前が残る流れでしたが、最後はよく差してきてくれました。2着にきてくれて賞金加算ができたことは大きかったです。セントウルステークスへの出走も視野に入れていましたが、放牧に出した後の回復が早かったのでキーンランドに向かうことにしました。先週金曜日に札幌へ移動してきましたが、気候が涼しい分回復が早いと思いますし調整がしやすいです。今週の追い切りはサッと流すくらいでしたが、予定通りの動きでした。初の古馬相手でどこまでやれるかですが、楽しみもあります」

【福永祐一騎手のコメント】
「今週の追い切りの動きは良かったです。栗東でもやってきていますし、前走のときよりも今回の方が状態が良さそうです。脚質的に展開の助けは必要ですが、能力をすごく感じている馬ですし古馬相手にどこまでやれるか力試しの一戦です」

【岩倉助手のコメント】
「先週土曜日に札幌に移動しましたが、火曜日に乗った感じでは元気が良かったようですし体調は戻っているみたいです。以前より馬がしっかりしてきましたし、徐々に良くなってきています。以前は長い距離を使ってかかったりチグハグになるところもありましたが、現状では1200が合っていると思います。以前はウルさい面を見せていましたが、小倉でメンコを着けてから大人しくなりました。馬体も前走くらいで出られそうですし、今週のひと追いで仕上がると思います。洋芝もこなせるとは思いますが、良馬場の方が良さそうです。あとは古馬との力関係になるでしょう」

●前走、UHB賞4着のデアレガーロ(牝4、美浦・大竹厩舎)は、助手を背に芝コースで追われ、4F54.3-38.1-12.0秒をマークした。

【大竹正博調教師のコメント】
「前走は4コーナーでの不利が大きかったですね。斤量が軽かったのでそれでも押し切ってくれるかとも思いましたが、上位馬もみんな斤量が軽かったですからね。前走後は短期放牧に出しました。前走のときは馬がボーッとした感じで何とか間に合ったかという印象でしたが、今回の方がフレッシュな分前走よりも良い状態だと思います。今週の追い切りは3頭併せでやって、馬場が悪かった分少し力んでピッチ走法になっている印象がありましたが、問題ありませんでした。キャリアを重ねてきて良い意味でのズブさが出てきましたし、1200は若干忙しいかもしれませんが、この馬は道悪もそれほど苦にしませんし洋芝も良いと思います」

【花本助手のコメント】
「前走は4コーナー辺りで外に振られた分、他馬と比べて距離ロスがあったかもしれません。それも競馬ですから仕方ありません。前走後は一旦短期放牧に出してもらったことで、今は馬に落ち着きがあります。この中間も競馬場の厩舎地区を繋ぐのぞみ橋のアーチを利用して、アップダウンのある場所で1時間近く前運動をしてきました。終いの脚は使えるので変な競馬にはならないと思いますし、横山典弘騎手も合うのではないかと思っています。1200なので内枠が欲しいですね」

●前走、UHB賞1着のクリーンファンキー(牝5、美浦・鈴木伸厩舎)は、横山武史騎手を背に芝コースで追われ、4F68.2-53.0-38.7-13.2秒をマークした。

【河合助手のコメント】
「使ってきている馬ですし、変わらずにきていることが何よりです。獣医に診てもらって、中身はずっと整っています。今週の追い切りは、予定通りサラッとやりました。ダートでやろうかと思っていましたが、馬場が悪かったので芝でやりました。道悪の予行演習になったかもしれませんね。ツメの形は道悪向きではなさそうですけど、フットワークからはこなせそうです」

●前走、函館スプリントステークス11着のキングハート(牡5、美浦・星野厩舎)は、長岡禎仁騎手を背に芝コースで追われ、5F68.2-53.2-38.5-12.4秒をマークした。

【星野忍調教師のコメント】
「今週の追い切りは終い1ハロンで気合いを入れるくらいでやりました。時計もちょうど良かったですし、理想的な稽古ができました。ジョッキーも、函館のときより元気があって良いのではないかと話していました。美浦で調整していたときはいくらかヘバッていたような感じもありましたが、北海道は涼しくて良いですね。良い状態で競馬に臨めます。前走はもう少し行くかと思っていましたが、控える感じで競馬をしていましたね。もっと良い競馬ができるのではないか、と思っていたので残念です。今回レースではフォーリー騎手に乗ってもらいますが、以前に乗ってもらっていますしオーナーからも指名があったので乗れることになって良かったです。好位から競馬ができれば好勝負になるのではないか、と思っています」

【柄崎調教厩務員のコメント】
前走はあそこまで体が減っているとは思っていませんでした。今回は勝ったオーシャンステークスの頃と比べると体の張りがもうひとつですが、この中間でだいぶ戻ってきていると思います。今週火曜日の時点で510キロありますし、調教で乗っても輸送の疲れを見せずに元気が良さそうです。今回はフォーリー騎手に乗ってもらいますが、以前に石清水ステークスのときに乗ってもらっていて、返し馬から良い馬だと思ってくれたようですし、負けて本当に悔しそうだった印象があります。それだけこの馬の力を評価してくれていたようですし、改めての気持ちです」

●前走、UHB賞6着のユキノアイオロス(セ10、美浦・石毛厩舎)は、丸山元気騎手を背に芝コースで追われ、5F73.0-56.3-40.5-13.4秒をマークした。

【丸山元気騎手のコメント】
「ここ2戦もそれほど差のない競馬ができていますからね。10歳なので大きな変化は見られませんが、今週の追い切りも頑張って動けていました。終いは脚を使えるので、展開次第でどこまでやれるかですね」

●前走、UHB賞10着のオールインワン(牡5、栗東・浜田厩舎)は、助手を背に芝コースで追われ、6F83.1-68.0-53.8-39.2-12.9秒をマークした。

【樋口助手のコメント】
「今週の追い切りはダートの馬場が悪そうだったので、芝でやりました。芝も重かったですけど、走りやすそうでした。この中間は前走のデキを崩さないようにやってきましたし、動きも息の入りも悪くありません。このメンバーに入って、自分の競馬をしてどこまでやれるかですね」

デアレガーロ

キーンランドCに向けて追い切りを行うデアレガーロ

クリーンファンキー

キーンランドCに向けて追い切りを行うクリーンファンキー

キングハート

キーンランドCに向けて追い切りを行うキングハート

ユキノアイオロス

キーンランドCに向けて追い切りを行うユキノアイオロス

オールインワン

キーンランドCに向けて追い切りを行うオールインワン