リッジマンが押し切って松岡正海騎手はJRA通算800勝を達成!…丹頂S

リッジマン

9月2日(日)、2回札幌6日目11Rで丹頂ステークス(芝2600m)が行なわれ、松岡正海騎手騎乗の5番人気・リッジマン(牡5、栗東・庄野厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:42.6(良)。

2着には1馬身1/4差で4番人気・コルコバード(牝5、美浦・木村厩舎)、3着には4馬身差で10番人気・ハッピーユニバンス(牝6、栗東・平田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたハートレー(セ5、美浦・手塚厩舎)は10着に敗れた。

勝ったリッジマン2015年6月に北海道競馬所属でデビュー。道営在籍時代から中央挑戦すると、同年夏のクローバー賞で2着。同年秋からJRAに移籍。良績は洋芝の北海道シリーズに集中していたが、今年1月の万葉ステークス、2月のダイヤモンドSで連続2着と長距離適性を発揮していた。馬主は有限会社辻牧場、生産者は浦河町の辻牧場

松岡正海騎手は2003年デビューの16年目でJRA通算800勝のメモリアル達成。2005年のダイヤモンドS(ウイングランツ)で重賞初勝利すると、2007年のヴィクトリアマイルでG1初勝利。2009年には伏兵マイネルキッツとのコンビで天皇賞(春)を制した。これまで重賞は31勝を挙げている。

1着 リッジマン(松岡騎手)
「仕掛け遅れで消化不良で終わることだけは避けよう、と気を付けていました。縦長の展開で後ろからでは届かない、と直感が働きましたし、早めに動いていきました。2着馬に並ばれたときはどうかと思いましたが、バテないので併せ馬の形になったことは良かったと思います。こういうボコボコした馬場も得意なタイプです」

2着 コルコバード(丸山騎手)
「上手くいきました。勝負どころで反応してくれましたし、何とかなるかと思いましたが、最後は勝ち馬に離されてしまいました。後ろを離していますし、勝ったと思いましたが…」

3着 ハッピーユニバンス(横山武騎手)
「軽ハンデなので、思い切った競馬をしようと思っていました。4コーナーで馬場に脚を取られるところがありましたが、それを考えればよく頑張っていると思います」

4着 ブレスジャーニー(岩田騎手)
「ボコボコの馬場を気にして進みませんでしたが、直線で手前を替えてからは脚を使ってくれました」

5着 シルクドリーマー(勝浦騎手)
「初めて乗ったので何とも言えませんが、今日は流れに乗れなかったところがあったかと思います。手応えが良くなかったですし、動きたいときに動けませんでした。最後まできていますし、できれば勝ち馬のような競馬をしたかったんですけどね」

10着 ハートレー(ルメール騎手)
「距離が長かったです。小回りのレースも忙しいですね。今日は休み明けでしたし、次は広いコースが良いと思います」

【800勝を達成しての松岡正海騎手のコメント】
「800勝は毎日一生懸命乗ってきた結果なので、素直にうれしいです。若い時はもっといいペースで勝たせていただいて注目してもらってましたが、最近は思うように勝てなくて自分でも何をしているんだと思うことはありました。でも自分なりの道のりをしっかりと歩んできたつもりですので、この記録は自分に誇れる数字だと思います。札幌ではいい結果も悪い結果もありましたが、今日のメインレースは、馬主からもチャンスをいただき続けてきた馬でしたし、結果を出せていい札幌開催の締め方ができました。秋もしっかり頑張りたいと思います」

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  • リッジマン
  • (牡5、栗東・庄野厩舎)
  • 父:スウェプトオーヴァーボード
  • 母:アドマイヤモンロー
  • 母父:Caerleon
  • 通算成績:21戦4勝

リッジマン
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プレゼンターを務めたのは俳優の哀川翔さんと

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