【セントライト記念】レイエンダ、コズミックフォースら関東馬5頭の直前コメント

レイエンダ

セントライト記念に向けて追い切りを行うレイエンダ

13日、セントライト記念(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、松前特別1着のレイエンダ(牡3、美浦・藤沢和厩舎)は、杉原誠人騎手を背に(レースではC.ルメール騎手が騎乗予定)南ウッドチップコースで追われ、4F54.1-39.7-12.4秒をマークした。

【藤沢和雄調教師のコメント】
「前走も上手に折り合いがついていましたし、最後まで頑張って走ってくれました。前走後はノーザンファーム天栄に戻して、3週前に帰厩しました。前走を使いましたし太るタイプでもないので、体つきも良く順調にきています。今週の追い切りは時計は遅かったですけど、ゴール前だけ併せるという予定通りの内容でした。素軽い走りをする馬ですし、動きは良かったです。

これまで3戦していますが、気持ちが高ぶっていませんし良い感じだと思います。春シーズンと比べて幾分落ち着いてきたかと思います。兄のレイデオロと比べて幾分細身ですけど、兄に負けず良いフットワークで走っています。これまで全部違う競馬場で走っていますが、折り合いがついて上手に走れています。中山の方が函館よりも広くて走りやすいと思いますし、今回は重賞で相手が強くなりますが頑張ってもらいたいです」

●前走、日本ダービー3着のコズミックフォース(牡3、美浦・国枝厩舎)は、石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.2-53.2-38.5-12.8秒をマークした。

【石橋脩騎手のコメント】
「先週の追い切りでは体がすごく立派になった感じがありましたが、今週は体がシュッとして休む前と変わりない感じでした。先行馬に良い併せ馬をしてもらって、こちらがバシバシやらなくても馬がやる気になって走ってくれました。前走は馬が自分から行ってくれたのであの位置を取れたと思いますし、1戦ごとに競馬が上手になってきています。

崩れたのはすみれステークスだけですし、ダービーで3着にくるんですからポテンシャルがありますね。今回は行く馬が多いのでどういう競馬になるかは分かりませんが、後ろから脚を使ったこともありますし流れに応じて競馬をしようと思います。乗りやすい馬ですし、スローペースでもハイペースでも良い競馬ができるようにしたいです」

●前走、日本ダービー16着のジェネラーレウーノ(牡3、美浦・矢野英厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.2-38.7-12.9秒をマークした。

【矢野英一調教師のコメント】
「今週の追い切りはテンションが上がらないように半マイルからやりました。予定通りにできましたし、しっかり反応して動きも良かったです。半マイルの間だけなら何でもできますし、若い頃からそういう素質のある馬です。春シーズンと比べてパワーアップしていることは確認できています。

今回は中山2200と舞台も整いましたし、あとは自分の形で競馬ができるかどうかですね。先頭に立つと物見をする課題がありますが、ダービーを見ると逃げる形が良いかと思います。オーナーと相談して、ハイペースになるかもしれませんが先頭で走らせるつもりです」

【田辺裕信騎手のコメント】
「前走のダービーは、スローペースだったことを考えるとベストポジションから運べたと思いますし、それでいてあの結果だったので道中にムダな力みがあったのかもしれません。もしかすると無理をしてもハナを譲らない方が良かったのかもしれません。今回の調整については、先週ビッシリやっているので今週の追い切りは息遣いが良かったです。体に余裕があっても悪く感じませんでした。

以前はコントロールが難しいところがありましたが、追い切りではコーナーから抜けて待つこともできましたし、良い操縦性があって成長しています。ガッチリしていて素軽い走りをするタイプではないので、もしかすると高速馬場は向かないかもしれませんが、前走の敗戦を生かして競馬をしたいです。淡々と行ってくれる馬がいてくれればいいですが、スローペースだったら自分でペースを作った方が良いかもしれませんね」

●前走、3歳上500万下(6/17・東京・芝2000)1着のブレステイキング(牡3、美浦・堀厩舎)は、M.デムーロ騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.3-52.2-38.2-13.0秒をマークした。

【森助手のコメント】
「今週はジョッキーが乗って追い切りました。春先に比べると体がひと回り大きくなりましたし、ジョッキーも好感触を掴んでくれました。牡馬にしてはカイ食いが細かったですけど、しっかり食べられるようになって心身共に成長しています。重いウッドでもしっかり走れていましたし、ひと夏を越えての成長を感じます。今は490キロくらいあるので、480キロくらいで出走できればと思っています」

【M.デムーロ騎手のコメント】
「前走は強かったですね。賢くてスタミナがありますし、どんどん強くなっていく晩成型のタイプかと思います。調教では今回初めて乗りましたが、とても良い具合でした。緩い馬場が得意なタイプだと思いますし、硬い馬場になったときはどうか分かりませんが、馬が成長しているのでどんな走りをしてくれるか楽しみです。今回は重賞で相手が強いのでやってみないと分かりませんが、中山2200は問題ないと思います」

●前走、3歳上500万下(8/5・札幌・芝2600)1着のゼーゲン(牡3、美浦・堀厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.2-53.3-38.4-13.0秒をマークした。

【森助手のコメント】
「札幌で勝った後は美浦へ移動して、在厩調整で進めてきました。帰厩後は馬がイライラして体の戻りが遅かったですけど、順調に回復してきました。追い切りも夏場に好走した頃と同じような動きを見せていますし、状態は維持できています。まだ2戦しかしていませんし、キャリアの浅さはこのメンバーに入るとマイナス材料ですが、素質の高さと長距離適性があるので、ここでも好走できるのではないかと思っています」

コズミックフォース

セントライト記念に向けて追い切りを行うコズミックフォース(内)

ジェネラーレウーノ

セントライト記念に向けて追い切りを行うジェネラーレウーノ

ブレステイキング

セントライト記念に向けて追い切りを行うブレステイキング(内)とゼーゲン(中)