【アルゼンチン共和国杯】パフォーマプロミスが中団から一気に差し切り!重賞2勝目

パフォーマプロミス

11月4日(日)、5回東京2日目11Rで第56回アルゼンチン共和国杯(G2)(芝2500m)が行なわれ、C.オドノヒュー騎手騎乗の3番人気・パフォーマプロミス(牡6、栗東・藤原英厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:33.7(良)。

2着には3/4馬身差で1番人気・ムイトオブリガード(牡4、栗東・角田厩舎)、3着には半馬身差で11番人気・マコトガラハッド(セ5、栗東・鮫島厩舎)が続いて入線した。

ルックトゥワイスやアルバートは出負け気味。先行勢が譲り合う形で、押し出されるようにウインテンダネスがハナに立つ。先行集団は少し離れてヴォージュ、ノーブルマーズ、また少し離れてエンジニア、マコトガラハッド。中団にはパフォーマプロミス、ガンコ、ムイトオブリガード、トウシンモンステラ。後方にルックトゥワイス、アルバート、最後方にホウオウドリーム。
ウインテンダネスがスローペースに落とし、どの馬も動く様子もなくそのまま直線へ入ると、中団、外目に位置していた末脚自慢たちの勝負に。その中でパフォーマプロミスが一気に伸びて差し切り勝ち。更に外から伸びたムイトオブリガード、内のマコトガラハッドもしぶとく伸びた。

勝ったパフォーマプロミスは18年日経新春杯(G2)に続いて重賞2勝目。近親には2000年オークス(G1)を制したシルクプリマドンナや04年北海道2歳優駿(Jpn3)を制したモエレアドミラルなどがいる。馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。オドノヒュー騎手はJRA重賞初勝利。

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1着 パフォーマプロミス(オドノヒュー騎手)
「藤原先生が自信を持って馬を送り出してくれましたし、自信を持って乗ってくれと言われたのでその通りに乗りました。先頭に立つと止まる感じになるのであまり後ろを離すような勝ち方をする馬ではないかもしれませんが、今日もまだ余力がある感じがしました。武豊騎手など仲の良い騎手たちから、日本に来ればいいじゃないかと言われていて、いつか日本で乗って重賞を勝ちたいと思っていました。初めて日本の重賞を勝てて良かったです」

2着 ムイトオブリガード(四位騎手)
「ゲートの中がまだ不安定ですし、スタートをスッと出られればもう少し前で競馬をしようと思っていましたが、今日はあのような感じだったので初めての重賞挑戦を考えて無理せず運びました。もう少しペースが流れてほしかったですけど、仕方ないですね。以前に乗ったときより力を付けていますし、最後も良い脚を使ってくれました」

3着 マコトガラハッド(石川騎手)
「初めて乗せてもらいましたが、クセがなくて競馬がしやすい馬ですね。先生から具合が良いと聞いていましたし、好位からマトモに競馬をしようと思っていました。一瞬オッと思いましたが、最後は勝ち馬のプレッシャーがあった分かと思います。それでもよく頑張ってくれました」

4着 ウインテンダネス(松岡騎手)
「行きたくなかったですけど、前走で行っていますし馬がテンからやる気になっていました。ペースが遅い方が良いと思って引っ張っていきましたが、ここを使った次の方がデキも上向いてくると思います」

5着 エンジニア(北村宏騎手)
「デキがすごく良かったですけど、それだけにこのペースで力んで力が入ってしまいました。もう少し上手くなだめられれば良かったですね。それでも最後はよく伸びていますが、道中で力んだ分瞬時に反応できませんでした」

6着 ガンコ(三浦騎手)
「ゲートで横の馬につられて半立ちのような格好になってしまって、この馬の本来の競馬ができませんでした」

7着 ヴォージュ(藤岡康騎手)
「前走は馬場を気にしていましたが、今日のように馬場が良いと重賞でも頑張れますね。今日のような遅いペースなら、もう少し自分から仕掛けていっても良かったかもしれません」

8着 ルックトゥワイス(北村友騎手)
「ヨーイドンの競馬になってしまって、位置取りの差が出てしまいました。申し訳ありません」

  • パフォーマプロミス
  • (牡6、栗東・藤原英厩舎)
  • 父:ステイゴールド
  • 母:アイルビーバウンド
  • 母父:タニノギムレット
  • 通算成績:15戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 18年アルゼンチン共和国杯(G2)
  • 18年日経新春杯(G2)

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