【ジャパンC】巻き返しへスワーヴリチャード庄野師「馬の走りたい気持ちは伝わってくる」

スワーヴリチャード

最終追い切りで併せ馬を敢行したスワーヴリチャード(手前)

21日、ジャパンC(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、天皇賞(秋)でまさかの10着と大敗したスワーヴリチャード(牡4、栗東・庄野厩舎)は、M.デムーロ騎手を背にCWコースで、馬なりのダイシンカローリ(古馬1000万)の外を0.3秒追走し、6F85.4-68.4-53.2-39.2-12.7秒をマークし同入した。追い切り後に行われた共同会見での庄野靖志調教師のコメントは以下のとおり。

【庄野靖志調教師のコメント】

「 (天皇賞を振り返って)オーナーはじめ、たくさんの方々に支持されましたが、期待に応えられなくて残念な気持ちです。

(レース振りについて)出遅れてしまって、位置取りも良くなかったのですが、最後もあまり反応できず、ジョッキーも無理せずレースを終えました。

(前走後の調整は)前走は身体的には疲れた競馬ではなく回復は早かったです。すぐに調教を再開し、坂路とコースを併用して順調に調整できています。

(一週前と今日の追い切りはM.デムーロ騎手がまたがって行われました)今回は先週、今週共にデムーロ騎手に乗ってもらいましたが、時計は遅過ぎず速過ぎず、前にペースメーカーを置いてやりました。馬の走りたいという気持ちは伝わってきていますし、競馬までしっかりとエネルギーを溜めていきたいなと思います。

(今日、デムーロ騎手とはどんな話を)まだしっかり話していませんが、良かったと聞いています。

(東京の2400mはダービー以来です)東京2400mはダービーで2着して、その後アルゼンチン共和国杯で東京2500mも経験していますが、距離とか舞台に関しては特に問題ないと思います。馬のやる気といいますか、走る気持ちを前面に出してほしいです。

(スタートへの対策は何かしているか)いつも通り、ゲート練習はしています。

(レース運びについて)前走はゲートの出が悪かったですし、位置取りは大事になってくると思います。ゲートが開くまで分からない部分はありますが、ジョッキーがリチャードのことをよくわかってくれていますし、それに関してはジョッキーと話ながら考えていきます。ゲート開いたらジョッキーの判断なので。

(相手関係について)やはりG1ですし、強い馬が揃いますからね。メンバーうんぬんより、僕たちはリチャードの力を信じて、この馬の競馬ができたらと思います。

(春先の連勝した競馬が理想か)大阪杯もゲートはもう一つでしたし、気をつけないといけないところは一杯あります。先のある馬ですし、一戦一戦大事にしたいと思います。

(ファンに向けて)前走は残念な結果でしたが、僕たちもリチャードのことを信じて毎日やっていますし、まだまだ先のある馬だと思います。ここで強いリチャードを僕たちも見たいですし、皆さんにもお見せできるように頑張ります」

スワーヴリチャード
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