【ジャパンC】楽しみ大きいアーモンドアイ国枝師「すごい可能性を秘めた牝馬」

アーモンドアイ

ジャパンCへ向けて調整されるアーモンドアイ

21日、ジャパンC(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、秋華賞1着のアーモンドアイ(牝3、美浦・国枝厩舎)は、C.ルメール騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F83.9-67.8-53.0-38.7-12.4秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「先週の1週前追い切りも良い動きだったので、最終追い切りも先週と同じようにやれればと思っていました。動きは良かったのではないかと思いますし、ジョッキーも満足していて、問題ないと話していました。前走はいろいろな要素がありましたが、競馬に行ったら自分の仕事をサッとやってくれましたしすごい馬です。レース後は多分熱中症ではないかと思いますが、少し体が動かなくなるところもありましたけど、治療をしたので問題ありません。その後もよく様子を見て問題はないのでジャパンカップを目標に考えて放牧に出して、帰厩後も順調にきています。前走の前は自分の後ろ脚を前脚にぶつけることがありましたが、今はその心配はありませんし、右前に鉄橋蹄鉄を履かせているので問題なく来られて良かったです。

前走の前はだいぶレース間隔があいていて馬体重も増えて体つきに余裕がありましたが、今回は数字は一緒でも1回使われたことで体つきがシャープになったかと思います。東京2400は競馬をしやすいコースですし、オークスで結果も出ているのであのようなイメージで競馬ができればと思います。初めての古馬との対戦でどうなるかという不安もありますが、楽しみの方が大きいです。ジャパンカップが創設された頃から憧れがありましたし、そのレースに送り出せるので嬉しいです。すごい可能性を秘めた牝馬ですし、多分良いパフォーマンスを見せられると思うので期待してもらいたいと思っています」

【C.ルメール騎手のコメント】
「最終追い切りは2頭で併せる形でやりましたが、最初からリラックスしていてフットワークも良かったです。3、4コーナー辺りからペースアップして、直線ではすごい脚を使ってくれたのでコンディションは良さそうです。先週の1週前追い切りはもう少し軽い内容の追い切りでしたが、今週はジャパンカップ当該週でもう少し速いペースで走っていてパワーアップしたと思います。前走は後ろからのポジションで残念ながら3コーナーでは大外の進路を取れませんでしたが、彼女の能力がすごいのでまた勝つことができました。前走は95パーセントくらいの仕上げでしたが、今回は100パーセントに近いですね。前走はレース前の馬場入りのときもエキサイトしていましたが、今回は前走のときよりリラックスできそうです。

東京2400はどの馬にとってもタフなコースですが、オークスも勝っていますし彼女にとっては問題ないと思います。彼女は頭の良い馬で、自分がすべきことを分かっています。瞬発力がありますし、直線でもトビが大きくて加速するときはフェラーリと同じくらいすごく良い感じです。心臓も強いですし、悪いところがありません。今年は3冠がアーモンドアイの1番の目標でしたが、それを達成できてとても良かったです。今週は彼女の今年最後の挑戦です。初めての古馬相手で難しくなりますが、彼女は能力が高いので自信を持って乗りたいです」

アーモンドアイ

ジャパンCへ向けて調整されるアーモンドアイ