【フェアリーS】不気味な岩戸厩舎2頭サンタンデール&ウィンターリリー

サンタンデール

フェアリーSへ向けて調整されるサンタンデール(中)とウィンターリリー(内)

9日、フェアリーS(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、黒松賞5着のサンタンデール(牝3、美浦・岩戸厩舎)は、木幡巧也騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.2-39.7-13.7秒をマークした。

【岩戸孝樹調教師のコメント】
「最終追い切りの動きも良かったですし、状態は良いですよ。前走も終いに良い脚を使っていますし、むしろマイルに延びるのは良いと思います。今回も堅実に脚を使ってくれると思います」

●前走、クリスマスローズステークス7着のウィンターリリー(牝3、美浦・岩戸厩舎)は、菱田裕二騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.7-39.2-13.7秒をマークした。

【岩戸孝樹調教師のコメント】
「毎回競馬のパターンが違うので、掴みづらいところがあります。最初の2戦はゲートを出ませんでしたが、3戦目でジョッキーに出していってほしいと指示したらゲートを出過ぎてしまいました。走り出せば折り合いには問題がありませんし、1400で逃げ切るんですから力はあると思います。前走は出たなりの競馬をしてみようと思っていたら、速い流れの割りにはそのまま前の馬で決まってしまって出番がありませんでした。それでもこの馬は潜在能力がありそうです。

掴みどころがない馬なので、今回騎乗予定の菱田騎手には火曜日の運動の段階から乗って感触を確かめてもらっています。菱田騎手もマイルは良さそうだと話していましたし、血統的にもマイルは大丈夫かと思っています。レース当日にイレ込むことはイレ込むと思いますが、許容範囲内でおさまってくれればと良いですね。パシュファイアを着けたり返し馬をしないでポケットのところまで引いていったり、なるべく競馬前に消耗しないようにしようと思っています。あとは菱田騎手に任せます」