【愛知杯】前走は不完全燃焼コルコバード「しっかり脚を使って形になる競馬を」

コルコバード

愛知杯へ向けて調整されるコルコバード

23日、愛知杯(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、エリザベス女王杯8着のコルコバード(牝6、美浦・木村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F55.2-40.2-13.6秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「この馬はいつも追い切りの前半は遊んで手を抜こうとしますが、それを許すようにしています。エリザベス女王杯のときの追い切りでも前半は遊んでいましたが、終いはしっかりやりました。今回の最終追い切りも人間がビシビシ促すというより、稽古駆けするタイプと併せて自然に馬が頑張って走る距離が長くなるという調整をしました。乗り手の話では、馬が手を抜こうとしたときに少し促したらドンと沈んで走れていたようですし、ゴール板を過ぎてからも反応して動きが良かったようです。先週よりも状態は進化しているのではないか、と思います。

前走は馬の状態は良かったと思いますが、京都の坂を上ってカーブをしながら下る部分での走りがもうひとつでした。体が真っ直ぐ向いていれば坂を上っても下っても大丈夫だと思いますし、カーブをしながら下る京都のコース形態は合いませんね。そういう意味で、オーナーサイドには中京や東京で使わせてほしいと相談していました。今回のハンデ54キロは仕方ありませんね。ここも勝ちたい気持ちはやまやまですが、エリザベス女王杯が力を出し切れていない感じだったので、しっかり脚を使って形になる競馬をしてくれれば嬉しいです」