【京成杯AH】プロディガルサン国枝師「早く重賞をひとつ勝たせてあげたい」

美浦

坂路を軽快な足取りで駆けたプロディガルサン

4日、京成杯AH(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、エプソムC6着のプロディガルサン(牡6、美浦・国枝厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F52.3-38.1-24.5-11.9秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「最終追い切りの動きも良かったですし、ここまで順調にきていて力を出せる状態です。東京コースでは良い手応えで回ってきても直線が長くてソラを使ったりしますし、中山コースでギュッと脚を使うような形の方が良いと思います。早く重賞をひとつ勝たせてあげたいと思いますし、ペースがある程度流れてくれれば良いのではないかと思っています」

●前走、パラダイスS7着のキャプテンペリー(セ6、美浦・岩戸厩舎)は、津村明秀騎手を背に北Cコースで追われ、5F65.7-51.4-37.8-12.6秒をマークした。

【岩戸孝樹調教師のコメント】
「最終追い切りは、併せ馬で前を馬なりで追走しながら併入という形でやりました。年齢的に大きな上積みはありませんが、具合は悪くありません。ここ何戦かは展開が向きませんでしたが、今回は開幕週でエアレーションのきいた馬場で差しも決まるのではないかと思っています。ハンデも54キロですし、何とか賞金加算をできればと思っています」

美浦

間隔詰まるもしっかり追い切ったストーミーシー

●前走、朱鷺S1着のストーミーシー(牡6、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F52.5-38.3-25.1-12.6秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「これまでも終いは確実に脚を使って頑張っていましたし、前走はスタートも上手く出られて展開も向いてくれてようやく結果を出すことができました。中一週でここへ向かうのは予定通りでしたし、最終追い切りも坂路でしっかりやれました。

6歳ですが、気持ちのオンオフが上手く切り替えられるようになりましたし、馬群のなかでも競馬ができるようになって馬が力を付けていますね。開幕週の馬場で前が残りやすいと思いますが、引き続き状態は良いので展開が向けばと思います」

美浦

芝コースで追い切られたフローレスマジック

●前走、関屋記念12着のフローレスマジック(牝5、美浦・木村厩舎)は、助手を背に南芝コースで追われ、5F65.3-50.0-36.5-11.5秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「2走前は2000で距離が少し長い感じでしたし、前走は調整過程が上手くいかなかった感じです。近走で結果が出ていないので強気にはなれませんが、最終追い切りの動きは良かったと思います」

美浦

調教の動き自体は良かったロードクエスト

●前走、関屋記念6着のロードクエスト(牡6、美浦・小島茂厩舎)は、M.デムーロ騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F81.5-65.7-51.4-38.1-12.4秒をマークした。

【M.デムーロ騎手のコメント】
「前走は、あの週だけ馬場の内が伸びていましたし前残りの感じもありましたからね。調教でもレースでもサボるところがある馬ですし、最終追い切りもずっと右手前で走っていたので叱りながら乗りましたが、動き自体は良かったです。

瞬発力があるので後ろから競馬をしていましたが、最近はスタートを出ませんしエンジンのかかりも遅いので、今回はチークピーシズを着けてもう少し前で競馬ができればと思っています。慣れてしまわないように調教ではチークピーシズを着けていないのでどういう走りになるかは分かりませんが、効果が出てくれれば良いですね」