【日経新春杯】前年覇者もG1馬も勝てない……『鬼門』に挑むレッドジェニアル

レッドジェニアル

日経新春杯(G2、芝2400m)は、1番人気が3連勝中。過去10年でも[4.4.1.1]と圧倒的な数字をマークしている。

「荒れないハンデ戦」というイメージもあるが、トップハンデを背負った馬の成績は芳しくない。京都コースは冬開催の3週目で馬場は荒れ、必要以上にパワーを問われる一戦。以下のように、重い斤量を背負った馬は苦戦傾向にある。

▼日経新春杯のトップハンデ成績(近5年)

2015年
11着 サトノノブレス  58kg

2016年
3着 サトノノブレス  58kg
4着 ダコール     58kg

2017年
10着 レーヴミストラル 58kg
13着 ダコール     58kg

2018年
4着 ミッキーロケット 57.5kg

2019年
16着 ガンコ      57kg

5年連続で連対がなく、2016年のサトノノブレス以外は全て4着以下に敗れている。

前年の好走馬もハンデが重くなって着順を落とす。連覇を狙った2018年に4着だったミッキーロケットは、この年の宝塚記念を制覇。約半年後にG1を勝つ馬でさえ苦戦するのが『日経新春杯のトップハンデ』なのだ。

今年は実績馬不在の大混戦で、トップハンデを背負うのは4歳馬のレッドジェニアル(牡4、栗東・高橋忠厩舎)。56kgと例年より斤量は軽いが、京都コースの成績の良さやと武豊騎手が騎乗することで人気を集めそう。前年覇者やG1馬でも勝てないジンクスを破れるか注目だ。