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アンタレスS/平林雅芳の目
2010/4/27(火)
日曜京都10RアンタレスS(GⅢ)
芝1800m
勝ちタイム1.49.7
勝ち馬:ダイシンオレンジ(牡5 栗東・庄野厩舎)
■ダイシンオレンジが重賞初制覇!!
そんなにペースが上がらない流れだからか、どの馬も動いた4コーナーを馬の中で、逆にまだじっとしていたダイシンオレンジ。
直線に入ってから自然に前が開いてスッと視界が広がると、そこから鋭く一瞬の間に先頭に踊り出て追い出して行った。ゴールが近づいた時に、チラッとオーロラビジョンで後ろの馬の位置を確認するぐらいの余裕があった。
川田J自身は、昨年のウォータクティクスに続いての連勝。庄野師は8年のホクトスルタンでの目黒記念制覇に続いての、重賞2勝目となる勝利であった・・。
最近のレースから、4歳馬のトランセンドとフサイチセブンが人気。特にトランセンドは単勝1.6倍の支持であった。他にもシルクメビウスやナニハトモアレ、ロラパルーサと上昇中の4歳馬が注目された1戦となった、今年のアンタレスS。
ラッシュストリートが逃げて、ドリームサンデーが2番手。外からフサイチピージェイが付いて、4番手グループの外めにトランセンドの流れ。それを見る形で、フサイチセブンが外々でいつでも動ける位置にいた。
どん尻にはナニハトモアレで、前からけっこう離れた位置ではあった。
3コーナーで、先頭が今度はドリームサンデーに代わった。ラッシュストリートがバテて下がり気味となった。ペースは1000メートル通過が1.00.0だから、断然速くない。そんなに動きがないままに4コーナーが近づくと、後ろからシルクメビウスが動きだし、トランセンドも前との差を詰めて行った。そして、同じ様にフサイチセブンも動いて行った。しかし、馬の中でダイシンオレンジの川田Jは動かない。外へ出すしぐさも見せず、馬ゴミの中でじっとしていた。
直線に入って、ドリームサンデーが内で粘る。外から追い上げてきたトランセンドが今ひとつ伸びない。その後ろから一気に前に出たのがフサイチセブンで、それらが外から内側へと収まった。
スペースがガラッと開いたように見えた瞬間に、ダイシンオレンジが反応よくスッと前に出て来た。
内で粘るフサイチセブンとは脚色が完全に違っている。瞬時に先頭に立ってラストスパートだ。後続から追い上げてくる馬はいない。
外からナニハトモアレが伸びてきていたが、前を捕らえる位置ではなく、フサイチセブンを捕まえての2着であった。
クリールパッションが、先に動いたシルクメビウスを抜いて4着だった。
過去のレースと比較しても、上がり3ハロンはそんなに変わらない。前半3ハロンが今回は35.0とやや速いもの。ただその後がそんなにペースが上がってはいなく、全体的には平均ペースの競馬であろう。
勝ち時計1.49.7は、この日の3歳500万下で1.52.6だから、そう速い決着でもなかろう。緩みのない流れになった結果だと言えようか。
ダイシンオレンジは、前回がオープン初挑戦。そこで2着。これは2着のナニハトモアレも同じ足取りで、共に1600万下を2戦で通過してのオープン入りとよく似ている。だから新勢力の馬たちが力を発揮出来る場所に出てきた時に同じ様に活躍する事がまだまだ考えられるわけであり、これからも力関係の修正が続くものと思える。
逆に、トランセンドは決して悪い位置でないレースぶりなのに、いつもと違って粘りがなかった。フサイチセブンの方は58キロを背負ってのものだし、3着はまずまずの内容か。でもまだまだ下克上、いや乱戦時代は続くのかも知れない・・。
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