【ユニコーンS】「外枠=不利」とは限らない!? 東京ダ1600mに隠されたカラクリ

ここまで大崩れないキタノオクトパス

ここまで大崩れないキタノオクトパス


皆さん、ユニコーンステークス(G3、東京ダ1600m)の本命馬は決まりましたか?

競馬を始めて日にちが浅いファンほど「買おうと思っていたカフェファラオが大外枠に入ったし……」と、馬券の取捨に迷っているかもしれません。

でも、安心してください。東京ダ1600mはJRA全競馬場でも1、2位を争うほど、『外枠有利』のコースなのをご存知ですか?

▼東京ダ1600m枠順別成績(過去5年)
1枠[46-47-44-870]複勝率13.6%
2枠[63-56-77-861]複勝率18.5%
3枠[71-63-71-903]複勝率18.5%
4枠[86-69-78-910]複勝率20.4%
5枠[71-86-84-923]複勝率20.7%
6枠[83-89-83-931]複勝率21.5%
7枠[88-100-67-944]複勝率21.3%
8枠[98-96-101-905]複勝率24.6%

凄いでしょう。ここまでハッキリと「1枠×、8枠〇」は、なかなかお目にかかれません。

このカラクリを説明しますと、コース設計上の理由により芝のポケット部分からスタートする東京ダ1600mでは、ダートコースに入るまで芝を150mほど走ります。

ところが内と外では外の方がおよそ30m芝部分が長く、スピードが付きやすいため外枠有利の舞台設定となっています(本当です!!)

詳しくは競馬ラボのweb新聞コース解析をご覧ください!

基本的に内外の馬場差が無ければ芝レースでは、距離ロスが少ない内枠有利とされています。

しかし、スタート部分の条件が異なる東京ダ1600mでは全く逆。距離ロスを補って余りあるほど、芝部分を長く走れる外枠有利。前走は不利な内枠で出遅れながら差し切ったカフェファラオにとって、8枠を引き当てたのは不安要素どころか、間違いなく歓迎でしょう。

穴で面白そうなのがキタノオクトパス。同馬も前走は東京ダ1600mを4枠7番から快勝しており、有利な外枠に入った今回は人気薄で大駆けがあっても驚けませんよ!?