【紫苑S】中山適性も見逃せない注目度上昇中の秋華賞トライアル!

昨年はパッシングスルーは競り合いを制して重賞初制覇

昨年はパッシングスルーは競り合いを制して重賞初制覇


昨年の紫苑ステークス、大外15番枠から好位につけた2番人気パッシングスルーが最後の直線で6番人気フェアリーポルカと1番人気カレンブーケドールとの競り合いを制し自身初の重賞タイトルを手に入れた。今年も中山・芝2000を舞台に行われる。G1秋華賞のトライアルレースで、上位3頭まで優先出走権が与えられる。

オークス以来の出走となる馬が多数姿を見せる。3着馬ウインマイティーは中山1800のデイジー賞で勝利を収めており、中山2000への対応も見込めそうだ。道中の折り合いがついて5着に好走したマジックキャッスル、終いに賭ける競馬で6着に食い込んだチェーンオブラブの2頭は春シーズンから重賞でも好結果を残しており、ひと夏を越えての成長に注目したいところ。東京2400という条件が合わなかったように思われる8着馬ホウオウピースフルと10着馬マルターズディオサは、いずれも重賞での好走実績はあるだけに当日のテンション次第で変わり身も見込めそうだ。

またオークス出走組以外でも、ニュージーランドトロフィー2着以来となるシーズンズギフトや、フローラステークス5着以来のスカイグルーヴに同7着のレッドルレーヴなど、中山重賞で好走歴のある馬たちの一発があっても不思議はない。

春のクラシックシーズン以来の出走となる馬たちが多く、ここが勝負というよりはトライアルレースらしく本番を見据えた仕上げで臨んでくることが予想される。各馬の中間の調教過程をチェックしておくと良いだろう。