【マイルCS】人気がなくても毎年来る!イメージと真逆の「激走パターン」に合致した好配当の使者

一叩きして復活を目指すダノンザキッド

一叩きして復活を目指すダノンザキッド


今週は阪神競馬場で、マイルチャンピオンシップ(G1、芝1600m)が行われます。

昨年の覇者グランアレグリア、NHKマイルC勝ち馬で毎日王冠を制したシュネルマイスターなどG1馬が注目を集めており、今年は堅いと思われているファンの方も多いでしょう。

しかし!マイルCSは過去5年で1、2番人気のワンツー決着は1度もなく、波乱になる年も少なくありません。

また好走馬の傾向を詳しく調べると、『前走で負けていた馬』の方が好成績を残しているのをご存知ですか?

▼マイルCSの前走着順別成績(過去5年)
1着 [1- 1- 2-14]勝率 5.6%,連対率11.1%,複勝率22.2%
2~5[4- 4- 3-29]勝率10.0%,連対率20.0%,複勝率27.5%
6~9[0- 0- 0-14]勝率 0.0%,連対率 0.0%,複勝率 0.0%
10~[0- 0- 0-16]勝率 0.0%,連対率 0.0%,複勝率 0.0%

前走から連勝したのは2020年のグランアレグリアだけ。逆に『前走2~5着』だった馬が2016~19年で4連勝と活躍しています。

さらに!好走した11頭のうち9頭には、『前走東京で2~5着』という共通点がありました。

▼「前走東京で2~5着」の好走馬(過去5年)
20年
2着 インディチャンプ(3人気)
→前走安田記念3着

19年
1着 インディチャンプ(3人気)
→前走毎日王冠3着
2着 ダノンプレミアム(1人気)
→前走天皇賞・秋2着
3着 ペルシアンナイト(6人気)
→前走毎日王冠4着

18年
1着 ステルヴィオ(5人気)
→前走毎日王冠2着
2着 ペルシアンナイト(3人気)
→前走富士S3着
3着 アルアイン(4人気)
→前走天皇賞・秋4着

17年
1着 ペルシアンナイト(4人気)
→前走富士S5着

16年
2着 イスラボニータ(2人気)
→前走富士S2着

毎年1頭は必ず馬券に絡んでいて、2018、19年は『前走東京で2~5着』だった馬が1~3着を独占!

また前走のレースは安田記念、毎日王冠、富士S、天皇賞・秋の4つに集中しています。

今年のメンバーで、『前走で安田記念、毎日王冠、富士S、天皇賞・秋で2~5着』の激走条件に該当するのは……

インディチャンプ・・安田記念4着
グランアレグリア・・天皇賞・秋3着
ダノンザキッド・・・富士S4着
ダーリントンホール・富士S5着

中でも富士S組のダノンザキッドダーリントンホールは人気薄が予想されるだけに、好配当の使者となる可能性を秘めています!(データ分析班・西谷)