【阪神ジュベナイルF】2歳戦だから狙える!『激走馬の共通点』に合致した意外な穴馬

無敗の阪神JF制覇を目指すダークペイジ

無敗の阪神JF制覇を目指すダークペイジ


今週は2歳牝馬女王の決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、阪神芝1600m)が行われます。

このレース最大のポイントは『キャリア(戦績)』です。

論より証拠。過去10年の成績を詳しく調べたところ、勝ち馬の約半数が『キャリア2戦』。出走した約3頭に1頭が馬券に絡んでいるのをご存知ですか?

▼阪神JFの戦績別成績(過去10年)
1戦[1-0-1-12]勝率 7.1%,連対率 7.1%,複勝率14.3%
2戦[5-4-5-32]勝率10.9%,連対率19.6%,複勝率30.4%
3戦[4-3-4-51]勝率 6.5%,連対率11.3%,複勝率17.7%
4戦[0-3-0-30]勝率 0.0%,連対率 9.1%,複勝率 9.1%
5~[0-0-0-23]勝率 0.0%,連対率 0.0%,複勝率 0.0%

2歳戦ではキャリアを重ねた経験豊富な馬が有利……と思われがちも、実際は真逆の傾向が出ています。

特にキャリア4戦を超える馬は大幅な割引が必要で、5戦以上使った馬は1頭も来ていません。これはG1前に使い過ぎて、デキが下降していたことが原因と推測されます。

大一番にベストの状態で挑むには余計な消耗を避けるのが理想的。キャリア2戦の馬が阪神ジュベナイルFで活躍している背景には、「新馬1着→重賞2着以内または1勝クラス1着」と、2歳牝馬のエリート街道を歩んできた馬が多いからでしょう。

意外にも今年のメンバーでキャリア2戦の馬は驚くほど少なく、「新馬勝ち後に前走重賞2着以内または1勝クラス1着」の激走条件に合致するのは下記の3頭しかいません。

有力視されているステルナティーア(前走サウジアラビアロイヤルC2着)、ナミュール(前走1勝クラス1着)はもちろんのこと、人気薄が予想されるダークペイジ(前走1勝クラス1着)の激走に要注意です!(データ分析班・西谷)