【大阪杯】エフフォーリア、ジャックドールの『2強』では決まらない!?

2強の一角となるエフフォーリア

2強の一角となるエフフォーリア


今年はエフフォーリア、ジャックドールの“2強対決”に注目が集まる大阪杯(G1、阪神芝2000m)

そこで今回は「本当に2頭で鉄板なのか?」を、過去の2強対決から徹底検証!衝撃の結末が浮かび上がってきました!?

先に結論から申し上げますと、芝の中~長距離G1で2強対決となった場合、そのまま上位人気2頭で決着はまずありません!

▼2強対決時のG1結果(過去10年)
・1・2番人気が単勝1~2.9倍
・離れた3番人気の単勝が5倍~
※芝2000mより長い距離のG1が対象

●21年 有馬記念(G1、中山芝2500m)
1着 エフフォーリア(1人気・2.1倍)
2着 ディープボンド(5人気・20.9倍)
3着 クロノジェネシス(2人気・2.9倍)

●21年 大阪杯(G1、阪神芝2000m)
1着 レイパパレ(4人気・12.2倍)
2着 モズベッロ(6人気・68.8倍)
3着 コントレイル(1人気・1.8倍)
4着 グランアレグリア(2人気・2.8倍)

●17年 天皇賞・春(G1、京都芝3200m)
1着 キタサンブラック(1人気・2.2倍)
2着 シュヴァルグラン(4人気・12.0倍)
3着 サトノダイヤモンド(2人気・2.5倍)

●16年 有馬記念(G1、中山芝2500m)
1着 サトノダイヤモンド(1人気・2.6倍)
2着 キタサンブラック(2人気・2.7倍)
3着 ゴールドアクター(3人気・7.9倍)

意外にも過去10年の芝中~長距離G1で2強対決は僅か4回しかなく、2頭のワンツーフィニッシュで決まったのは2016年の有馬記念1回のみ。直近3回は例外なく『2強とは別の馬』が割って入っているのをご存知ですか?

エフフォーリア、クロノジェネシスの2頭に注目が集まった昨年暮れの有馬記念は、2着に5番人気ディープボンドが激走。21年の大阪杯ではコントレイル、グランアレグリアの2強が揃って連対を外したのは記憶に新しいところ。

『漁夫(ぎょふ)の利』という言葉があります。「二者が争っている隙に、第三者が利益を横取りする」という意味も、競馬における2強対決も双方がお互いをマークするあまり、漁夫の利を得た伏兵が台頭しているのでしょう。

このように過去の傾向から今年の大阪杯でエフフォーリアジャックドールのワンツーで決まる確率は、過去10年の芝中~長距離G1における2強対決と同じく「25%」としました。

2強に割って入る可能性を秘めた大阪杯の激走候補は、後日更新される攻略レポートで公開しますのでご期待ください!